かつては貨物輸送で栄えたこの駅も、今ではバンコク行が1日1便のみ。
とは言っても、カンタン駅が寂しい雰囲気かというとそうでもありません。
カンタン駅はその美しい外観からか、はたまた歴史的重要性からか、
立派な観光資源となっており、観光客が多数訪れています。
私が訪問した時も、小学校低学年っぽい団体が、遠足か社会科見学かで、
大型バス2台で訪れており、ホームは人で溢れていました。
それ以外にも、女性の観光客が目立ちましたね。
こういった人を目当てとした、おしゃれなカフェが駅に併設されています。
(カンタン駅舎) |
(Kantang駅を臨む) |
(カンタン駅プラットフォーム) |
(現役で使用されている計量器) |
(Love Station - 観光地にありがちですが) |
カンタン駅の近くは鉄道公園風になっており、
旧式の機関車が転車台に展示されていたり、
昔の鉄道車両を利用した図書館になっていたりします。
(ちょっと配色が変な機関車) |
(古い列車) |
(図書館に使用されている列車) |
さて、せっかくですので、カンタン観光へと向かいます。
今回も頼りになるのはGoogle Map 先生のみですが、
駅から徒歩5分程度の場所に博物館があるとのことで行ってまいりました。
それが、「Phraya Ratsada Nu Pradit Mahisara Phakdi Museum」です。
こちらは、トランで英雄視されている
許心美 (プラヤー・ラッサダーヌプラディットマヒソーンパックディー)
がかつて住んでいた邸宅を博物館にしたものです。
許心美は1889年から1901年までトランの県知事として辣腕をふるい、
この間に学校建設や道路工事などのインフラ整備に尽力するとともに、
また、マレーシアから密にゴムノキの種を持ち帰り、
これが後のタイ南部の主要産業になるわけです。
この最初のゴムノキというのは今でもカンタンにあります。
(博物館外観) |
(この人が許心美) |
(博物館内部) |
(往時の家具) |
館内は当時の雰囲気を残しており、純粋に建物を見るという意味でも楽しめます。
入場も無料ですので、カンタン駅見学とセットでの観光がお勧めですね。
さて、列車の発車時間まで多少時間があるので、昼食にすることにします。
そして偶然みつけたおしゃれなこのお店が Studio Cafe Kantang です。
ローカルな雰囲気漂うカンタンの町では断トツにシャレオツなお店ですね。
今回は、ハイネケンを飲みつつ、福建麵 (Hokkien Noodles) をオーダーします。
オーナーっぽい女性の方はとても親切で、
暑いからとクーラーの効いた部屋に案内してくれます。
「何でこんなとこまで来たの?」と聞かれたので、「カンタン駅を見に」
と答えると不思議そうにしていました。
(STUDIO CAFE @ KANTANG) |
(お洒落なお店です) |
(クーラーの効いたスペース) |
(ハイネケン) |
(福建麵) |
食事の方も美味しく、本来はドルチェ系が充実したお店のようですね。
時間があればもっとゆっくりしたかったのですが、
列車の出発時間が迫ったのでこの辺でカンタン駅へ戻ることに致します。
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