2023年9月28日木曜日

國立臺灣博物館 古生物館 ~ かつての日本勧業銀行台北支店の建物を使用 ~

勧業銀行旧廈


今回の訪問で、事前に特にチェックしなかったものの、
実際に行ってみてなかなか良かったと思ったのが、
「國立臺灣博物館 古生物館」となります。

こちらが存在するのが「勧業銀行旧廈」という建物で、
日本統治時代の1933年に旧日本勧業銀行の台北支店として建てられたものです。

戦後は台湾土地銀行本店として使われており、
その名残りは外観以外にも「土地銀行行史館」という形で見学できます。









銀行の金庫内のようなスペースが見学出来て、
往時の債券など貴重な資料が展示されていました。

なかなか見応えのある展示で、
日本統治時代の歴史を感じることができます。

國立臺灣博物館 古生物館


そして、メインの古生物館ですが、
こちらは子供向けがメインという感じになっています。
なので、家族連れが多くにぎやかな雰囲気ですね。

貴重な化石もありますが、
目を惹くのはやはり恐竜のレプリカです。
なかなかの迫力がありますね。









国立台湾博物館の正面という立地ですし、
併せての訪問がお勧めですね。

2023年9月27日水曜日

臺北府城 北門周辺 ~ 台北の歴史を感じるエリア ~

臺北府城 北門周辺は広場


臺北府城 北門 と言えば、5つあった台北府城の門のうち、
現役当時の姿をとどめる唯一の門として知られています。







北門の周りは広場になっていますが、
庶民の憩いの場と言う感じでもなく、
やや殺風景な印象ですね。

それでも観光局の方か、観光をサポートする方もいて、
ここが台北観光の重要な拠点であることは間違いなさそうです。

なお、こちらの周辺では、すでにご紹介しました、
国立台湾博物館鉄道部や三井物産株式会社旧倉庫に加えて、
台北郵便局や撫臺街洋樓といったレトロ建築もございます。

台北郵便局

撫臺街洋樓





古い建築物の好きな方にとっては、
なかなか魅力的な建物が多いエリアです。
台北駅からも近く、散策にお勧めですね。

2023年9月23日土曜日

国立台湾博物館鉄道部 (鉄道部パーク) ~ 重厚感ある建物はそれだけで価値あり ~

台湾総督府交通局鉄道部があった建物


「台北記憶倉庫」も美しい建物ですが、
規模的に大きく重厚感がある建物が、
近くにある「国立台湾博物館鉄道部」となります。

建物は日本統治時代の1914年 (大正7年) に建てられて、
台湾総督府交通局鉄道部が入居していました。

その建物が鉄道部パークとして一般公開されているわけです。





展示は台湾鉄道の歴史を学べるものとなっており、
ヘッドマークなど実際に使われていた貴重な品々も展示されております。











入場料も100元とお手頃ですので、
お勧めの観光スポットです。

また、鉄道に興味がない人でも、
その外観とエントランスくらいは見る価値はあると思いますね。

2023年9月22日金曜日

台北記憶倉庫(三井物産株式会社旧倉庫) ~ 美しい赤煉瓦に映える三井の社章 ~

赤煉瓦の旧三井物産株式会社北門倉庫


台北市内には日本統治時代の歴史的建物が多く残っており、
中にはうっとりするほど美しい建物も多くあります。

そんな中で、小規模ながらも赤煉瓦の美しさが際立つのが、
「台北記憶倉庫」で、こちらは元々は三井物産株式会社北門倉庫でした。











レトロな雰囲気の赤煉瓦に三井の社章が映えますね。

内部は展示スペースとカフェになっており、
ゆったりと寛ぐこともできます。








台北市内の散策に疲れたら、
ちょっと一休みするのにも最適な場所かと思います。

北門近くと好立地で観光にも便利だし、
桃園空港行きのメトロ駅にも近いので、
最後の観光スポットはこちら!という利用もできそうです。

2023年9月21日木曜日

嘉義北回帰線標誌 ~ バスの本数は多くないので注意! ~

嘉義客運中山站から北回帰線へ


台鉄・嘉義駅から中山路を400m程行った場所にあるのが、
「嘉義客運中山站」です。

こちらのバス停も昭和レトロを感じさせる雰囲気ですが、
行先別の時刻表などわかりやすく掲示してあり、
また、椅子やトイレなどもあって施設的には必要十分という感じです。







ここから、7209番布袋行きのバスに乗って、
「嘉義北回帰線標誌」へ向かうことに致します。

乗車時間は10分程度と短いのですが、
バスの本数は多くはないので注意が必要です。

下車するバス停は「北回歸線」で、

日本の漢字と微妙に異なりますが、
間違いることはないかと思います。






北回帰線太陽館は休館中


嘉義北回帰線標誌ですが、今は「北回帰線太陽館」になっており、
科学教育館としての顔を持っています。

が、何と私の訪問時(2023.5.27.)には、
リニューアル工事中かなんかで休館中でした。

なので、歴代の北回帰線標誌を眺めて、
広場に展示されているロケットを見て観光は終わりとなりました。









観光時間は1時間程を見ていたのですが、
5分で終わってしまったので、
1時間程バス停でボーっとしていました...

ちなみに、嘉義北回帰線標誌へは嘉義駅から行くよりは、
水上駅から行く方が近いくらいです。

なので、バスの時間によっては、
水上駅に行くバスに乗って、
水上駅から嘉義駅行きの列車に乗るという方法もあります。

2023年9月19日火曜日

蒜頭糖廠蔗埕文化園区 ③ 廃墟化しつつある日本式宿舎群

レンタサイクルも楽しめる


台湾製糖の工場跡である蒜頭糖廠蔗埕文化園区ですが、
隣接するエリアにも往時の繁栄を偲ばせるものがあります。

サイクリングに最適なエリアらしく、
レンタサイクルを楽しむ人も見られました。

野菜市場跡など、往時を偲ばせる建物も多く、
特に、介壽堂は、現在でも使っているような雰囲気で、
優雅な外観が印象的です。

蒜頭糖廠蔗埕文化園区 - レンタサイクル

蒜頭糖廠蔗埕文化園区マップ

往時を思わせる建物

菜市場

介壽堂 - 外観

介壽堂 - 内部



時間の余裕があれば自転車は乗って見たかったですね。

廃墟化しつつある蒜頭糖廠日式宿舎区


ただ、個人的に印象深かったのは、
「蒜頭糖廠日式宿舎区」
というエリアですね。

往時の日本式の寮といった趣の建物が今に残りますが、
あまり保存しようという気がないらしく、
建物は荒れた状態です。

中には既に倒壊しているものも...















こうしてみますと、
いかに檜意森活村の日本家屋が立派に保存されているかがわかる感じですね。

ただ、往時の生活が垣間見れるのはこちらで、
恐らく、何十年も前のアイドル風のポスターなど、
独身寮的な色彩が強かったのがわかりますね。

廃墟ファンとしては見ごたえがあるのはこちらですが、
一部でも保存して、きちんと公開して頂きたいと思いました。

また、個人的には痛恨の極みですが、
近くには「蒜頭神社遺址」があって、
鳥居や参道などが一部残っていたらしいです。

再び来ることがあれば、
ぜひ訪れてみたいですね。