2024年5月9日木曜日

阪堺電車沿線神社巡り ⑥ 開口神社

大寺さん


住吉大社宿院頓宮から開口神社を目指します。
開口神社は宿院頓宮からすぐ近くで、
堺山之口商店街が参道の役割も担っているようです。








当地に商店街ができた経緯としては、
江戸時代に「大寺芝居」と呼ばれる芝居小屋があって、
その周辺に飲食店や呉服店などが登場、
次第に商店街が形成されたとのです。

商店街はどこも苦戦しているのが現状ですが、
こちらはまだまだ商店も多く健在といったところです。

さて、開口神社ですが、神功皇后の三韓征伐の帰途、
この地に塩土老翁神を祀るべしとの勅願により創建されたと伝えられているとのこと。

また、行基により念仏寺(通称・大寺)も建立され、
念仏寺なきあとも、大寺さんと地元では呼ばれているとのことです。






歴史ある神社だけあり、境内は広く、
また、境内社の数も多いです。









昔ながらのエリアにこちらの神社がどっしりと構えているという印象で、
街全体が引き締まった雰囲気を感じましたね。


2024年5月5日日曜日

阪堺電車沿線神社巡り ⑤ 住吉大社宿院頓宮

住吉大社の御旅所として設置


御陵前駅からまたまた阪堺線で2駅だけ電車に乗って、
今度は宿院駅で下車することに致します。

阪堺線沿線もここまでくると随分と開けた印象になりますね。

ちなみに、阪堺線の駅には基本トイレがないと言いましたが、
宿院駅から200mほどの場所には”宿院公衆トイレ”があります。
こちらはこれから向かう住吉大社宿院頓宮の手前という立地です。








宿院頓宮ですが、住吉大社の御旅所として設置されたのが始まりで、
後に大鳥大社の摂社も遷座されて二社の神様をお祀りおられます。







また、境内には飯匙堀(いいがいぼり)がございます。
飯匙堀は海幸山幸の伝説により、
潮干珠が埋められたところと言われており、
どんなに雨が降っても水が溜まらない場所と伝えられています。







歴史ある頓宮ですが、交通量の多い通りに面し、
公園が隣接しているという感じから、
かなり庶民的というか街に溶け込んでいる感じがしたのが印象的でした。

次は、徒歩で開口神社へと向かいます。


2024年5月4日土曜日

阪堺電車沿線神社巡り ④ 船待神社

湊の天神さん


再び阪堺線に乗って石津駅から2駅だけ電車に乗って、
東湊駅で下車致します。

こちらから次の目的地である船待神社へ向かいますが、
このエリアも昔ながらの街並みを見ることができます。









600m程歩くと船待神社に到着します。






船待神社は元々は和泉国塩穴郷に塩穴天神社と言われていたそうですが、
菅原道真公が太宰府へ下る途中に当地で船を待っていたところ、
菅原氏の遠い祖先である「天穂日命」を祀る当社に参拝して、
松の木を植えて出発されたそうです。
1001年 (長保3年) に道真公の子孫である菅原朝臣為紀が、
天穂日命の社に道真を合祀し船待天神社と改称されたとのこと。

こちらの船待神社ですが、境内社の数が多いのが特徴です。
しかも、それぞれが存在感があって、
境内が非常に華やかな印象を持ちました。








船待神社に参拝後ですが、東湊駅のお隣りの御陵前駅まで歩くことに致します。


2024年5月3日金曜日

阪堺電車沿線神社巡り ③ 石津太神社

日本最古の戎社


浜寺駅前から阪堺線に乗って2駅ほど戻り、
石津駅で下車致します。

石津駅周辺はレトロな建物も多く、
この辺りを散策するだけでもちょっと楽しめる感じですね。







そんな石津駅から徒歩4分程、
細い路地を歩いて石津太神社へ到着です。







石津太神社は紀元前469年 (孝昭天皇7年) に創建されたと
社殿では伝わっているとのことです。

主祭神は蛭子命・八重事代主命・天穂日命で、
日本最古の戎社と称されています。

著名な神社ですが、平日の日中ということもあり、
参拝客は私だけで、贅沢な空間と時間を堪能させて頂いた感じです。

最後に境内社にも参拝させて頂きますが、
磐山稲荷社の派手な雰囲気は関東ではあまり見かけない印象ですね。







参拝後は、再び阪堺線石津駅へ戻り、
東湊駅へ向かうことに致します。

2024年5月2日木曜日

阪堺電車沿線神社巡り ② 浜寺駅前へ (浜寺公園駅旧駅舎)

一挙に浜寺駅前へ!


今回の旅は、天王寺駅前駅で「てくてくきっぷ」を購入、
阪堺電車沿線の神社を出来る限り参拝しようというものですが、
基本的な作戦は、天王寺駅前から浜寺駅前まで一挙に行って少しずつ戻り、
帰りは恵美須町方面へと行くものです。

関西エリアは流石に神社の数も多くすべてを参拝するのは無理!
今回は純粋に阪堺電車の駅から徒歩すぐの神社のみに的を絞りました。

そんなわけで浜寺駅前です。
終点駅ということもあり、ノスタルジックな雰囲気ですね。






ただ、ノスタルジックな雰囲気では、
やはりこちらのすぐ近くにある「浜寺公園駅旧駅舎」です。

1907年 (明治40年) に建てられた木造駅舎で、
ハーフティンバー様式の意匠を持つ貴重な建築物です。

現役駅舎のすぐお隣にございます。







それ以外にも近くには、取り壊し中と思われる廃墟や「浜寺観音」、
浜寺公園入口のレトロな建物である「浜寺公園警ら連絡所」等々、
興味深いものが多数ありました。







時間があれば、このエリアの散策もしたかったですが、
今回はスルー...

石津まで戻り、石津太神社へと向かいます。