2023年3月31日金曜日

赤羽から東十条へ ⑤ 十条八雲神社

元は牛頭天王社


十条若宮八幡神社から再び清水坂を登って、
次の目的地である十条八雲神社へと向かいます。

十条八雲神社は環七通りにぶつかり、
陸橋を渡ってすぐの場所にあります。






十条八雲神社は1796年(寛政8年)の創建と伝えられており、
元々は牛頭天王を祀る「牛頭天王社」だったそうです。
当地への遷座は1942~1943年(昭和16年~17年)とのこと。

交通量の多い環七沿いですから静かとは言い難いですが、
独特の威厳というか存在感を感じます。


境内には庚申塔もあって、
こちらも歴史を感じさせるものとなっています。





次は環七を板橋方面へと歩き、
十条日枝神社に向かうことに致します。

2023年3月30日木曜日

赤羽から東十条へ ④ 十条若宮八幡神社

十条の八幡山に鎮座


法真寺から次の目的地である若宮八幡社へと向かいます。

途中、清水坂では桜がちょうど見ごろで(天気は悪いけど...)、
鉄道も多く並走するという、なかなか魅力的なスポットでした。






その坂の途中に北区立八幡山児童遊園があって、
そこは八幡山と呼ばれるちょっとした丘になっています。

その八幡山にあるのが十条若宮八幡神社です。









十条若宮八幡神社は享保年間(1716年 ~ 1736年)に、
鎌倉の鶴岡八幡宮から分祀して創建したとのことですから、
かなりの歴史のある神社であることがわかります。

「八幡山の会」という組織が護持されているそうですが、
崇敬の念が篤いことが伝わってくるような神社ですね。

2023年3月29日水曜日

赤羽から東十条へ ③ 法真寺

證導院日寿上人の開山


赤羽香取神社(稲付香取神社)まで来ましたので、
少し先にある法真寺に向かうことに致します。







法真寺は日蓮宗の寺院で稲付山と号します。
開山は1573年(天正元年)、東叡山慈眼大師(天海僧正)の肉弟 
證導院日寿上人と伝えられているとのことです。

緑の多い寺院というのが第一印象で、
随分と落ち着いた雰囲気ですね。







しばし、都会の喧騒を忘れるには最適の寺院という印象ですね。

2023年3月28日火曜日

赤羽から東十条へ ② 稲付香取神社

旧稲付村の鎮守社


普門院を後にして赤羽香取神社を目指します。
東北本線の線路を横目に見ながら歩きますが、
都内にしては長閑な住宅街といった雰囲気ですね。

そんな住宅街の坂をちょっと上ったところに赤羽香取神社はございます。















赤羽香取神社の詳細な創建年代は不明とのことですが、
当社本殿は上野東照宮の内陣だった物を、
三代将軍家光霊夢により1650年(慶安3年)に移築したものと伝えられています。

(境内の説明板に猫ちゃんが写り込んでいますが、
これは写真を撮る時には気付きませんでした...)

奥まったエリアにあるためか、
あまり人気のない神社で落ち着いた雰囲気がありますね。

境内社は鮮やかな朱色で、周囲とのコントラストが印象的です。







また、神社ではよく見かける力石がこちらにもあります。
当社が旧稲付村の中心だったことが良くわかりますね。





2023年3月27日月曜日

赤羽から東十条へ ① 普門院

インド風の納骨堂が印象的


本日は赤羽駅から東十条駅まで散策致します。

少し前に、浮間舟渡駅から赤羽駅まで散策しましたが、
その続きと言った感じになります。

基本的にこのエリアの神社を参拝するのが目的ですが、
今回最初に訪問するのは普門院となります。

まあ、位置関係的にそうなるという面もありますが、
埼京線の社内から見たインド風の納骨堂が印象的だったというのもあります。

基本的にこのエリアの神社を参拝するのが目的ですが、
今回最初に訪問するのは普門院となります。

まあ、位置関係的にそうなるという面もありますが、
埼京線の社内から見たインド風の納骨堂が印象的だったというのもあります。






まずは、竜宮門と呼ぶべき山門が独特で目を惹くものがありますね。
ここからして、普通の日本の寺院とは異なる感じです。

こちらの普門院ですが、真言宗智山派の寺院となります。
開山は境内のご由緒書によれば1461年(寛正2年)とのことです。

そしてこちらがインド風の納骨堂で、
圧倒的な存在感がありますね!






帰りには隣接する道観山稲荷社にも参拝致します。







異国情緒というのか、独特の雰囲気のあるお寺でした。
続いては、赤羽香取神社へと向かいます。

2023年3月23日木曜日

西ヶ原散歩 ③ 日蓮宗 現徳山 妙見寺

日蓮宗祈祷所


七社神社を後にして、最後の目的地である妙見寺へ向かいます。





妙見寺は日蓮宗の寺院で、1934年(昭和9年)に慈徳院日陽上人が
草創された妙見堂教会が元となっているとのことです。

「日蓮宗祈祷所」とありますが、
境内もそれにふさわしい厳かな雰囲気を醸し出しています。

ホームページに各祈祷の料金も掲載されており、
交通安全等の1万円から精神病平癒等の20万円まであります。

こういった祈祷の相場は全く知らなかったので、
勉強になりました。




















これにて、西ヶ原の散策は終了で再び都電に乗って帰宅します。
三ノ輪付近なんかも、断片的にしか訪れていないので、
都電関連は時間をとってじっくり散策したいですね。

2023年3月22日水曜日

西ヶ原散歩 ② 七社神社

渋沢栄一翁ゆかりの神社


西ヶ原一里塚のすぐ近くに、七社神社の一ノ鳥居がありまして、
そこから参道が続きます。

参道をしばらく歩きますと七社神社に到着致します。








七社神社の詳細な創建年代は不明です。
というのも、1793年(寛成5年)の火災により記録がすべて焼失したからです。

当地への遷座は1869年(明治2年)とのことで、
一本杉神明宮の地に遷座することとなりました。

近くに飛鳥山邸を構えていた渋沢栄一翁は、
七社神社の氏子だったとのことで、
多額の寄付とともに、ゆかりの品も数多くあるとのことです。

神楽殿の前には渋沢栄一翁のオリジナルイラストのパネルがあり、
ちょっとほのぼのとする雰囲気を醸し出しています。





最後に境内社にも参拝させて頂きました。








境内は落ち着いた雰囲気で緑も多く、
ホッとする空間が広がっているという感じでした。

2023年3月21日火曜日

西ヶ原散歩 ① 西ヶ原一里塚

国指定文化財(史跡)


都電に乗る用事がありまして、
1時間程時間があるけどどうしよう?ということで、
西ヶ原周辺をちょっとだけ散策してみることにしました。

最初に訪問したのは「西ヶ原一里塚」です。





西ヶ原一里塚は日光御成道の二里目の一里塚です。
徳川時代からこの場所にあったとのことで、
今もその雄姿を見ることができます。

東京市電の延長に伴い撤去されそうになりましたが、
当地にゆかりのある渋沢栄一氏らの反対で残ったそうです。







交通の要所であるのは今も変わらずという感じですが、
ここをただ通過するだけというのは本当にもったいないな~という感じですね。