2020年7月29日水曜日

都立大学駅から西小山駅へ ⑩ 西小山駅近く - 東伏見稲荷神社 & 下山稲荷神社

西小山駅近くの神社へ


円融寺を後にして西小山駅へと向かいます。
Google Mapによりますと、
西小山駅近くにも神社があるようなので、
併せて参拝させて頂くことに致します。

まずは東伏見稲荷神社です。
こちらはアパートの敷地内にある神社のようで、
社殿の前が駐輪場になっています。
境内には御由緒等の説明はありません。


続きまして、下山稲荷神社へ。
こちらはもう少し開放的な場所にありますが、
住宅街と商業街が入り混じった立地という点は似ています。
こちらも御由緒等の説明はありませんでした。


この付近が丁度目黒区と品川区の境目になります。
西小山駅まで行くと品川区へ入ることに。

東急線沿線と言う意味では都立大学駅と同じですが、
こちらの方が商店街が地元に根差したという雰囲気で庶民的ですね。



目黒線沿線も行ったことがないところが多いので、
次回はこの辺りもせめて見ようかと思います。

2020年7月28日火曜日

都立大学駅から西小山駅へ ⑨ 円融寺

経王山文殊院 圓融寺


高木神社を後にして、碑文谷八幡宮参道入口まで戻ります。
こちらからは、立会川緑道が続きます。

碑文谷八幡宮から向原小学校を経由し、
東急目黒線西小山駅まで1Km近く続く緑道ですが、
暗渠化したのは1964年 (昭和39年) と比較的新しいです。

西小山駅に行く途中、緑道からちょっと離れた場所にある
円融寺に寄ることに致します。

目黒区教育委員会掲示による掲示によりますと、
円融寺は、853年 (仁寿3年)に慈覚大師によって
当地に開かれた天台宗法服寺が起源とのことです。


目黒区指定文化財である仁王門、
国指定重要文化財である釈迦堂など見応えがあります。


広々とした境内は付近と隔絶した雰囲気を感じさせます。
とは言え、子供達の遊ぶ声も聞こえてきて、
地元密着的な要素も強いという印象ですね。

2020年7月27日月曜日

都立大学駅から西小山駅へ ⑧ 高木神社

碑文谷村子之神集落の守護神


再び碑文谷八幡宮参道入口まで戻ります。
この付近は目黒区推奨の散歩コースであり、
看板から、近くに高木神社があるのがわかります。



高木神社の詳しい創建年代は不明とのことですが、
目黒区教育委員会による沿革説明がございますので引用致します。

"高木神社                        南2-1-40
この神社の創建年代は不明ですが、かなり古くからあり、
碑文谷村時代には、子の神(ねのかみ)集落の守護神として
「第六天」と呼ばれていました。
江戸時代から第六天と子の神(子の方角の神で、大黒天・大国主命)
及び高皇産霊神(たかみむすびのかみ)を祀り農村の水神として、
また霊験あらたかな神様として敬仰されていました。
明治になって高木神社と名づけられ、
祭神は大己貴命(おおむなちのみこと)となっています。
境内に天明8年刻名の角柱文字塔型道標があります。
この道標は今の環7道路の位置から移されたものです。
                                                              平成3年3月
                                                       目黒区教育委員会"


社殿は小さいながらも趣のあるものです。
特に扁額は味のある素晴らしいものとなっています。


境内はそれ程広くはありませんが、
説明書にも記載されている角柱文字塔型道標がございます。


碑文谷八幡宮と違って、こちらはこじんまりとした神社で、
住宅街に溶け込んで存在しているという雰囲気です。

こちらも目黒区の昔ながらの風情を伝えている感じがして、
落ち着いた時間が流れているのを感じます。

2020年7月26日日曜日

都立大学駅から西小山駅へ ⑦ 碑文谷八幡宮

碑文石もある!


すずめのお宿緑地公園から近くにあるのが碑文谷八幡宮です。

碑文谷八幡宮の創建年代の詳細は不明とのことですが、
東京都神社庁のホームページの説明によれば、

"鎌倉時代の武将で源頼朝に仕えていた畠山重忠の守護神を、
二俣川にて北条義時の軍に討たれた後、
その臣榛沢六郎が交付し宮野佐近がこれを奉祀したといわれている。
碑文谷の地名の起こりとなった碑文石が保存されている。創建は不詳。"

とのことで、鎌倉時代に創建されたことは間違いないようです。

碑文谷八幡宮は目黒区に位置しながらも、
なかなか広い境内を持っていますが、
長い参道がきっちりと整備されているのも印象的です。



社殿は1872年 (明治5年) のものが現存しており、
威風堂々とした佇まいが健在です。
また、随所に細かい彫刻が残っており、
これまた見事というほかありません。


また、境内には「碑文石」があり、
碑文谷の由来となった貴重な石が展示されています。


こういった貴重なものが社外でみられるのはありがたいですが、
防犯的には大丈夫なのかな?と少々不安になる部分もあります。

最後に境内社である稲荷社にも参拝させて頂きます。

それにしましても広い神社だな~というのが印象です。


一瞬、目黒区にいるというのを忘れてしまいますね。
駅から微妙に離れているのも静かで良いのかもしれません。

2020年7月24日金曜日

都立大学駅から西小山駅へ ⑥ すずめのお宿緑地公園 & 目黒区古民家

都心に残る古民家!


桜森稲荷神社から環状七号線を横切り、
すずめのお宿緑地公園へと向かいます。

「すずめのお宿緑地公園」は元々は角田セイさんという方が暮らしていた場所です。
「土地は自分の死後は国にお返ししたい」ということで、
今現在は国から目黒区が借りうけて公園にしたものとのことです。


そんな公園は竹林が一際見事な都会のオアシスとなっています。

そんな公園にもタケノコ泥棒がでるらしく、
こういった看板が設置されています。


さて、そんな竹林見事な公園にマッチしているのがこちらの古民家です。
こちらが「栗山家の母屋」で元々は目黒区緑ヶ丘にあった古民家で、
そちらを移築・復元したものとのことです。




相当大きな古民家で見応えがあります。
かなりの裕福な方のお住まいだったと思われますね。

こういった古民家が目黒区で見れるのは貴重ですね。
しかも無料で見学できるのはありがたい限りです。

すずめのお宿緑地公園までくれば、
碑文谷八幡宮までほんの少しの距離となります。

2020年7月23日木曜日

都立大学駅から西小山駅へ ⑤ 桜森稲荷神社

目黒の坂道のある住宅街に鎮座・桜森稲荷神社


柿の木坂北野神社から都立大学駅の高架下を通り、
桜森稲荷神社へと向かいます。

桜森稲荷神社も柿の木坂北野神社と同様、
坂道の多いエリアにあります。


どちらかと言えば、こちらの方が閑静な住宅地という雰囲気ですかね?
目黒の住宅街のイメージ通りの景色が広がります。

そんな住宅街の一角の目立たない場所にあるのが桜森稲荷神社です。

桜森稲荷神社の御由緒の詳細は不明とのことですが、
このあたり一帯に桜が多かったのでこの名がついたそうです。
何かそのまんまな感じですね。

境内には庚申塔もあって、落ち着いた雰囲気です。
街のイメージのまま、境内は清潔に保たれていて、
何かほっとする空間が広がっていますね。





2020年7月22日水曜日

都立大学駅から西小山駅へ ④ 柿の木坂北野神社

八雲氷川神社から柿の木坂北野神社へ


八雲氷川神社から再び都立大学駅方面へと戻り、
柿の木坂北野神社へと向かいます。

柿の木坂北野神社の前は、その名も「天神坂」という坂があり、
地味に長い坂道が広がっています。
ここは、かつて東京都立大学があった場所の近くです。


柿の木坂北野神社の詳しい御由緒については不明とのこと。



しかしながら、境内の掲示板によれば、
1777年 (安永6年) に小杉山(常円寺)十五世日従が再興したとのことなので、
それ以前に創建された歴史ある神社であることがわかります。

境内はそれ程広くはありませんが、
大きな木もあったりして昔ながらの神社という雰囲気はあります。
社殿もしっかりとした作りという印象です。

高級住宅地にある神社としては素朴な感じがしますが、
それが当地の古い歴史を物語っている気が致します。