2018年7月31日火曜日

金沢・加賀温泉郷への旅 ⑳ 山代温泉鎮守 服部神社へ

続いて山代温泉鎮守である服部神社へ向かいます。
服部は「はとり」と読み、「はとり」は機織りの略です。
羽鳥神社は機織の神である天羽槌雄神(あめのはづちのおのかみ)を
祀っております。

遠方から眺めますと鬱蒼とした大木に囲まれており、
格式の高い神社であることを感じさせますね。

(服部神社 - 遠景)

















服部神社の創建は古く和銅年間 (708年 ~ 714年) です。
1552年 (天文21年) には朝倉義景の戦火にあって社殿を消失、
江戸末期には廃絶されるという憂き目にあいましたが、
1875年 (明治8年)に現在の場所に再興されたという経緯があります。

さて、服部神社へ参拝へ向かいますが、
その前に鳥居脇にある「一言地蔵」に注目です。
こちらの御地蔵様は「一言だけ」願いごとを叶えてくれると言われており、
パワースポットとしても人気があるとのことです。
私が参拝したときも、地元のご老人が熱心にお祈りが印象的でした。
(この方は一言ではなく、多くの願いを言っていたような気がしますが。。)

(服部神社 - 一の鳥居)

(一言地蔵)

































階段を登っていきますと拝殿に到着です。

(服部神社 - 二の鳥居)

(服部神社 - 神門)

(服部神社 - 拝殿)

















































それ程高いところまで来たわけではないですが、
雰囲気的には山岳神社に来たようなですね。
巨木に囲まれた静寂な雰囲気は素晴らしいものがありますね。

境内には境内社もございます。

(稲荷社)

(琴平社)

(白浪稲荷社)
















































拝殿奥はまさに鎮守の森と言った雰囲気で、 
こちらには薬王院温泉鎮守・白山妙理大権現や
明覚上人の供養塔がございます。

(薬王院温泉鎮守・白山妙理大権現)

(国の重要文化財である覚上人供養塔)

































更に登っていくと萬松園四国八十八ヶ所加賀遍路もあるそうですが、
体力と時間の関係で今回はパスです。

金沢・加賀温泉郷への旅 ⑲大堰神社 (山代温泉) へ

まずは山代温泉の中心街からちょっと離れた大堰神社へ向かいます。
大聖寺川沿いの大堰宮公園にあるこちらの神社、
詳細は不明ながらも876年 (貞観18年) 7月21日に
従五位下を授けられたと言い伝えのある古い神社となります。

社殿そのものはそれ程古い印象はありませんが、
落ち着いた雰囲気の神社ですね。
大堰宮公園は桜の名所だそうで、
その頃来ると神社の雰囲気も相当違うでしょうね。

(大堰宮公園内の道 - 趣がありますね)

(大堰神社 - 鳥居)


(大堰神社 - 社殿と手水舎)

















訪れた日は、平日の朝で天気も悪かったので、
どなたもいませんでした。
そういう意味では少々寂しい感じですが、
こういった地方の神社の雰囲気は個人的にはとても好きです。
厳かな気分になれますしね。

では、大堰神社を後にして服部神社へ向かうことに致します。