2018年11月21日水曜日

イタリア旅行 70 モンテプルチアーノからシエナへ

本日は MontepulcianoからSienaへ向かいます。
モンテプルチアーノからシエナへは鉄道でも行けますが、
便数や所用時間を考えるとやはり直通のバスが便利です。

シエナ行きの便は1日8便程度ありますが、
午前9時ちょうど発の次は午後2時3分発ですから、
事前チェックは重要ですね。
(ちなみにバス時刻はこちらで調査可能です)

まずは、モンテプルチアーノの中心である Piazza Grandeから
バスターミナルへ行くバスに乗車致します。
バスだとたったの5分で到着ですが、
行きはスーツケースを引きずって坂道を登りましたので30分程度かかりました。
荷物のある人はバス利用がお勧めですね。
料金は€1.20です。

(狭い道路を走る小型バスでバスターミナルへ)

















モンテプルチアーノのバス切符はBARで買うのですが。。。
何と夏休みでBARは閉まっています。
「まじかっ!」と思いましたが、
お隣のedicolaに聞いたらこちらで販売しているとのこと!
不親切なことにどこにも書いてませんからね。
少々焦りましたが、€7.60の切符を無事購入できました。

(観光シーズンど真ん中で休みのBAR)

(こちらの新聞・雑誌売場で切符は買えました!)

































さて、私は9時出発のシエナ行きのバスに乗ります。
このバスは昨日ピエンツァへ行くのに利用したバスと同じもの。
嫌な予感はしましたが、本日も20分程度遅れて出発です。

(シエナ行きのバス - 昨日同様遅れて到着)

















一旦バスに乗ってしまえば、
オルチャ渓谷の長閑な風景を眺めている間にシエナに到着です。
シエナ駅前には11時5分頃到着しました。

(そこそこ大きなFSシエナ駅)

















シエナ駅からは市の中心部へエスカレーターで向かいます。
このエスカレーターは相当大規模なものですので、
一見の価値はありますね。

(シエナ市街地へ行くエスカレーター入口)

(エスカレーターは長距離で何度か乗り換えます)

































エスカレーターはViale Cavourまで行くことができます。

(シエナ駅方面へ向かうエスカレーター入口)

















ここからシエナ旧市街への入口 Porta Camollia はすぐです。

(Porta Camollia)

2018年11月20日火曜日

イタリア旅行 69 Osteria del Conte @ Montepulciano でディナー

モンテプルチアーノでの最後の夕食はこちらの Osteria del Conte にしました。
町の中心から要塞 (Fortezza) へ行く途中にあるリストランテです。

(Osteria del Conte)













(メニューも豊富です)





















こちらにも開放的なテラスがありますが、
一人ということで中に通されます。
なかなか可愛らしい雰囲気で落ち着きますね。

(店内はカジュアルな雰囲気です)

















今回はビールと豚肉で勝負と行きます。
ワインと牛肉は少々食べすぎの感がありますからね。
豚肉はGligliatina di Maiale をオーダーしました。

そんなわけでまずは Birra Moretti を頂きます。
夏はこれだ!という味ですね。

(まずはビール!)

















最初に出てきたのがこちらです。
ひき肉と野菜を和えたものですね。
ビールには最高にあいますね。

(トスカーナの前菜)


















そしてこちらがメインの豚肉のグリル。
非常にあっさりとした味ながらも肉の旨みがしっかりという感じです。
イタリアの豚肉はこの旨みが最高ですね。

(Gligliatina di Maiale)


















アットホームなレストランで寛げる雰囲気も良かったです。
さて、明日はいよいよシエナに向かいます。

イタリア旅行 68 La Trattoria @ Montepulciano でランチ

Pienzaから戻りMontepulcianoでランチに致します。
今回選んだのは、"La Trattoria" と言う名前のこちらのお店です。
場所的にはモンテプルチアーノの入口である
プラート門 (Porta al Prato)のすぐ近くにあります。
路面に張り出したテーブル席がお洒落なお店です。

(開放的な雰囲気の La Trattoria)

















今回のお目当ては「イノシシ料理」です。
モンテプルチアーノのレストランでは結構見られるメニューなので
一度は味わっておきたいな~ということですね。

今回はシエナ地方のパスタである pici に
イノシシのミートソースというメニューである
" Pici fatti a mano al Cinghiale " をオーダー致します。

まずは、モンテプルチアーノのグラスワインで喉を潤します。
悪くないですね。

(グラスワインとお水とパン)


















そしてこちらがイノシシのパスタです。
お味の方ですが、かなり濃厚な味というのが第一印象です。
例えるのが難しいですが、マグロの佃煮に似ている味です。
豚肉とは全く異なる味わいに仕上げていますね。
パスタもモチモチ感&ボリュームがあるので、
相当お腹に貯まるな~という感じです。

(Pici fatti a mano al Cinghiale)


















まあ名物料理ですから、どんな味がわかっただけで収穫ありですが、
また食べたいか?と言われると微妙ですね。

Coperto:                                    €2.00
Acqua Gassata:                         €2.00
Calice - Vino - Montepulciano:  €4.00
Pici fatti a mano al Cinghiale:   €10.50
-----------------------------------------------------------------------
Totale:                                      €18.50

2018年11月19日月曜日

イタリア旅行 67 ピエンツァ観光

ピエンツァ市街の歴史地区 (Centro storico della citta di Pienza)は
1996年にユネスコの世界文化遺産に指定されています。
この地で生まれたローマ法王ピウス2世 (Pius II)が、
建築家ベルナルド・ロッセリーノ (Bernard Rossellino)に
生まれ故郷を「理想の街」とするべく命じました。
時は1459年、その後トスカーナの一小村である
ピエンツァが発展することになります。

と言っても、ピエンツァは本当に小さい町ですね。
1時間もあればすべて見て回れるという感じです。

まずはムレッロ門 (Porta al Murello)をくぐり町の中心部へ向かいます。

(ムレット門)

















こちらの通りがロッセリーノ通り、
町のメイン通りでお土産屋などが並びます。

(Corso Rossellino)

















しばらく歩きますと町の中心であるピウス2世広場へ出ます。
こちらには、大聖堂 (Cathedrale) や
ピッコローミニ宮 (Palazzo Piccolomini)がございます。

(ピウス2世広場 - 正面が大聖堂、右側にピッコローミニ宮)

(ピッコローミニ宮前の井戸)

































いわゆる観光スポットはこちらに集中していますが、
ピエンツァの魅力は可愛らしい街角やオルチャ谷の景観でしょうね。
奇麗に維持された町並みはやはり一見の価値ありですね。

(Pienzaの街から渓谷を見下ろす)

(Pienzaの町の外壁部分)

(Pienzaで見かけた古い井戸)












イタリア旅行 66 MontepulcianoからPienzaへ

本日は日帰りでピエンツァへ向かいます。
モンテプルチアーノからピエンツァへの行き方は簡単、
シエナ方面へ向かうバスに乗るだけです。

(モンテプルチアーノのバスステーション)

















モンテプルチアーノとピエンツァは15Km程度しか離れていないので、
バスも15分~20分程度で到着、近いですね。
しかしながら、バスの本数は1日9本で朝と
午後早い時間に集中しているので要注意!

私は午前9時発のバスに乗りましたが、
この後は13時45分になりますからね。。。
(ちなみにバス時刻はこちらで調査可能です)

バスの切符はモンテプルチアーノのバスステーションで購入します。
BARが切符売場も兼ねています。
料金は片道€2.60、距離を考えればちょっと高いかな?

さて、9時発のバスですが時間になってもきません。
暇そうな待機中のバスの運転手に聞いても、
待ってりゃ来るよ!と面倒くさそうに対応するのみです。

結局バスは30分遅れで到着です!
イタリアはこれがありますので、
あまり綿密なスケジュールは組めませんね。

(Pienzaを経由してSienaまで行くバス)

(こちらでバスの切符を刻印します)

































そして、このバスの運転手が暴走バスドライバーでした!
祭の準備で交通整理をしている警官に扉を開けて

「何でこんなとこで交通整理しているんだ!
 渋滞してるじゃないか!」

と難癖をつけるは(警官も怒ってバスに乗り込んできた)、

交通速度を守って運転している前の車に対して、

「起きろ!」

と叫んでクラクションを鳴らすはで、
少々ハラハラ致しました。

まあ、Pienzaまでは20分程度ですから良かったですが、
シエナまで行くこのバス、終点までは乗りたくないですね~。
折角の景色が台無しですよ。

一応バスは無事についてこちらがPienzaのバス停です。
ムレット門 (Porta al Murello)近くにありますので、
市街地へのアクセスは良いです。

しかしながら、このように全然目立たないバス停なので、
運転手さんにピエンツァで降りる旨を言っておいた方がよいです。
暴走バスドライバーもきちんと降りる場所は教えてくれました(笑)。

(Siena方面へ向かうバス停)

(Montepulciano方面へ向かうバス停)

さて、いよいよピエンツァ観光へと向かいます。

イタリア旅行 65 Trattoria di Cagnano @Montepulciano でディナー

本日は美食のトスカーナ地方へやってきたので、
少々豪華な夕食を頂きたい!
ということでやって来たのがこちら、
Trattoria di Cagnano です。

(Trattoria di Cagnano)

















モンテプルチアーノ中心部に位置するこちらのリストランテですが、
カジュアルながらも落ち着いた雰囲気です。

せっかくですからのワインはモンテプルチアーノで!
Avignonesi Vino Nobile di Montepulciano をお願いします。
750mlを1本行きたかったですが、
飲みすぎを警戒してハーフボトルにします。

(Avignonesi Vino Nobile di Montepulciano)

















そして赤ワインに合うといえばやはりお肉。
Filetto alla braceをオーダーします。

まずはモンテプルチアーノのワインを!
渋みが強いですが、上品で奥行きのある味ですね。
美味しい!

そして、こちらが Filetto alla brace です。
まさにヒレ肉の塊という感じでボリュームもあります。
そしてこの赤々とした切り口が食欲をそそりますね。
焼き加減も最高で、重厚な味です。

(Filetto alla brace と Patate Rosmarino)


















付け合わせに頼んだ Patate Rosmarino も、
ローズマリーの香りが良く、お肉に合いますね。

モンテプルチアーノでモンテプルチアーノのワインを堪能するのは格別!
なかなか素晴らしい夕食となりました。

Coperto:                                                        €1.50
Acqua Gassata:                                            €2.00
Avignonesi Vino Nobile di Montepulciano:   €16.00
Filetto alla brace:                                          €16.00
Patate Rosmarino:                                         €3.80
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Totale:                                                          €39.30

イタリア旅行 64 モンテプルチアーノ観光

モンテプルチアーノは小さな町なので、観光は2~3時間あれば十分!
なんてことがA12 地球の歩き方 フィレンツェとトスカーナに書いてありますが、
これは半分正解で半分間違いかな?

正解の部分は確かに普通に観光をスポットを見てまわり、
そのまま帰れば2時間も必要ないかな?という部分。

不正解の部分ですが、一つは坂の町であるモンテプルチアーノ、
地図で見た感じより広く感じますし、歩くだけで疲れます。
また、足を止めて景色をボーっと眺める時間は貴重、
このあたりを考慮すると3時間でも足りないかも。

そんなモンテプルチアーノの見所は以下の通りです。

① ドゥオーモ (Duomo)

モンテプルチアーノの中心グランデ広場に建つ、
17世紀前半に完成した後期ルネッサンス様式の大聖堂です。
壮大というより渋さを感じさせる建物ですね。

(MontepulcianoのDuomo)

















② 市庁舎 (Palazzo Comunale)

フィレンツェのヴェッキオ宮を思わせる勇壮な建築物です。
1階には観光案内所があり、色々と親切に説明してもらいました。
塔には登ることもできます。

(モンテプルチアーノの市庁舎)

















③ マドンナ・ディ・サン・ビアージョ教会 (Madonna di San Biagio)

モンテプルチアーノ旧市街からちょっとはずれた場所にあります。
かなり急な坂道を下っていくと、一際華麗な教会が目に入ります。
Antonio da Sangallo il Vecchioの設計によるこちらの教会、
内部もなかなかエレガントです。

(遠方から見たサン・ビアージョ教会)

(マドンナ・ディ・サン・ビアージョ教会 - 外観)

































こちらの教会は19時までOPENしているのですが、
最終入場時間は18時30分です。
それを知らずに18時40分頃着いたら
「入れません!」と言われて帰ろうとしたのですが、
後から来たフランス人のおばちゃんが驚異の粘り腰で交渉、
なんとかちょっとだけ入れてもらうことに成功したので、
一緒にいれてもらいました。
ラッキーでした(笑)。

(マドンナ・ディ・サン・ビアージョ教会 - 内部)

























所謂主要観光スポットは上記の3つでしょうか?
ただ、ちょっとした街角や市街地から見えるキアーナ渓谷の景色は絶品、
やはりゆっくりと滞在したいところですね。

(モンテプルチアーノの古い町並)

(キアーナ渓谷を臨む)




2018年11月18日日曜日

イタリア旅行 63 Ai Quattro Venti @ Montepulciano でランチ

モンテプルチアーノで最初での最初の食事は Ai Quattro Venti で。
こちらのRistoranteですが、Duomoに面した
Piazza Grandeの一角と言う絶好のロケーションにあります。
こじんまりといた開放的なリストランテですね。

(Duomoの真横にある Ai Quattro Venti)


















今回注文したのは Pici al ragù toscano です。
Pici (ピチ)は、シエナ発祥の手で丸くこねた太麺パスタです。

まずは、炭酸水と赤ワインでのどを潤します。
こちらの Acqua Gassata ですが、ボトルではなく、
炭酸水マシーンからでたものをサーブします。
で、この炭酸水がマイルドで美味しいのです。
ちょっと意外なところで驚きです。
赤ワインもお値段を考えればなかなかの味でした。

(店内の雰囲気 - カウンター奥のシルバーの機械から炭酸水)

(赤ワインと炭酸水)

































さて、こちらがPici al ragù toscano です。
なるほどど、太目のパスタはモチモチしていて食べ応えがあります。
ragùはちょっと濃いめの味付けで、
これがパスタにうまく絡むという感じですね。

(Pici al ragù toscano)


















店員さんも明るくて好感の持てるお店でしたね。
さて、これからモンテプルチアーノ観光へ向かいます。

Coperto:                   €1.00
Soda:                        €1.20
Vino Rosso 500:       €5.00
Pici al ragù toscano: €9.00
-------------------------------------
Totale:                    €17.20

2018年11月12日月曜日

イタリア旅行 62 Albergo Duomo @ Montepulcianoへ宿泊

モンテプルチアーノで宿泊したのは Albergo Duomo です。
文字通り、Montepulciano の Duomo のすぐ近くにあるホテルです。

(Albergo Duomo エントランス)

















今回、B&Bを泊まり歩いた私にとっての唯一のホテル宿泊となりましたが、
非常にアットホームな雰囲気のホテルで、
なかなか快適な滞在を楽しめました。

16世紀築の建物を利用したというこちらのホテルですが、
ホテル内部は清潔に保たれており、お洒落な雰囲気でした。

(部屋は落ち着いた雰囲気です)

















設備面から言えば、シャワールームは狭めです。
あと、冷房がなくて扇風機のみ。
この辺が気になる人にはお勧めできませんが、
冷蔵庫完備、Wi-Fiもサクサクとつながるので、
滞在に特別不自由は感じませんでしたね。

(シャワールーム)

















受付のお兄さんは親切で、バスの時刻や観光について相談に乗ってもらえました。
B&Bを泊まり歩くと、扉を開けて人が待っているのは新鮮な感じです。

またこちらのホテルですが、モンテプルチアーノのバスターミナルから1Km程度。
普通に歩ける距離だと思って私は歩いたのですが、
モンテプルチアーノは坂の町。
足元も石畳ですので、スーツケースを引きずって歩くのはお勧めできません。
非常にきつかったです。
バスターミナルから大聖堂までバスが通っていますので、
荷物の多い方は素直にバスに乗ることをお勧めいたします。
料金は€1.20です。

(バスターミナルとモンテプルチアーノ市内を巡回する小型バス)