2012年4月30日月曜日

ときわ路パスの旅 ~ 大洗編 ~

3.取手から水戸、そして大洗へ

 ときわ路パスの旅は取手からスタートです。
前述の通り、ときわ路パスはフリー区間内の駅でしか購入できません。
従って、一回フリー区間内の駅に降り立つ必要があります。
 都内在住の人が、フリー区間内にたどり着くのは、
取手駅が一番便利かと思います。
 というわけで、取手駅で一旦下車して切符を購入します。

(朝の取手駅)



















 一旦降りるのは面倒ではありますが、改札を降りてすぐの
みどりの窓口で購入できるので簡単です。

(ときわ路パス: ルートが記載されています。)



















 では、早速742分発勝田行きの常磐線に乗り込みます。

(取手駅にて常磐線に乗り込みます)



















 最初の目的地・水戸までは約1時間半程度で到着です。
水戸駅は茨城県の県庁所在地だけありそこそこ大きな駅です。
鹿島臨海鉄道の乗り場は一番端のホームです。

(鹿島臨海鉄道は水戸駅 8番線ホームから出発)


 














(特急ひたちを象ったユニークな駅売店)
















  



(鹿島臨海鉄道の車両、1両のワンマン運転です)

 鹿島臨海鉄道はそれほど本数が多くないので、
事前に時刻表をチェックしておいた方がいいかと思います
さあ、大洗へ出発です。

 電車はすぐに田園地帯へと突入、16分で大洗へ到着です。

(南国の雰囲気のある大洗駅) 

 大洗駅から海岸までの距離は2Km弱ですので、散歩がてら歩くことにします。
歩くのが面倒な人は「循環バス海遊号」に乗れば100円で到着します。
 また、大洗駅ではレンタサイクルの貸出を行っており、
一日200円と価格もリーズナブルです。
 まずは、大洗のシンボル的存在タワーを目指します。

(大洗で一番目立つ建物)
























 すぐ横にアウトレットなどもありますが、時間の関係でスルー。
海沿いの道を歩きながら、めんたいパークをめざします。


 めんたいパークは、明太子の老舗、かねふくの運営する施設です。
実際の明太子製造過程もみることができ、なおかつ、
明太子の試食もできるというなかなかナイスな施設です。

(かねふくのめんたいパーク)



 















 朝の10時頃なのに、観光バスの団体などでにぎわっています。
まずは、明太子工場を見学致します。

(明太子製造過程が見れるのは興味深い)


















(効率的な工場です)



















 工場見学の後は試食もできます。

(長蛇の列の試食コーナー)



















 試食をすると何となく買いたくなるから不思議です。

 明太子を小脇に抱えて、明太パークを後にします。
向かうは大洗漁港です。

 ここは採れたての魚介類を食すことのできる食堂がいくつかあります。
オープンスペースで磯焼きなどやっている店もあります。
その中で、本格的な感じがしました「海鮮どんぶり亭」に入りました。

(海鮮どんぶり亭)



















そこで看板メニューらしい「スペシャル海鮮丼(1,480円」を頼みました。
なかなかおいしかったです。
朝からビールを飲めるのが休日旅行の醍醐味です。

(スペシャル海鮮丼 with Beer)


















 空腹が満たされたところで、町を見物がてら駅へ戻ります。
大洗の町もシャッターの下りた店が多く、過疎化が進んでいるようです。
20分程歩いたところで駅へ到着、次の目的地・新鉾田へ向かいます。


2012年4月29日日曜日

ときわ路パス活用法

1.ときわ路パスとは?
ときわ路パスとは、茨城県内のフリー区間を1日間乗り降り自由
という便利な切符です。フリー区間は、以下の通りです。

<JR東日本>

常磐線: 取手 ⇔ 大津港
水戸線;小田林 ⇔ 友部
水郡線:水戸 ⇔ 下野宮
    上菅谷 ⇔ 常陸太田
鹿島線:鹿島サッカースタジアム ⇔ 潮来

<関東鉄道>

常総線:取手 ⇔ 下館

<鹿島臨海鉄道>

大洗鹿島線:水戸 ⇔ 鹿島サッカースタジアム

<ひたちなか海浜鉄道>

湊線:勝田 阿字ヶ浦

上記の通り、茨城県内の路線の大部分をカバーしており、
ルートによってはかなりお得です。

 価格は、大人2000円、小児500円、大人の休日倶楽部会員1500円となっており、
取手⇔水戸を往復するだけ2,560円かかることからも、いかにこのパスが
お得かわかるというものです。

残念ながら年間を通じていつでも販売しているわけではなく、

春季:毎年11日~513
秋季:毎年81日~1130

という販売期間になっています。
 また、販売はフリーエリア内のJR東日本の主な駅のみどりの窓口、
びゅうプラザとなっており、茨城県外から購入する場合は、
一度、茨城県内で下車して購入ということになります。
都内からだと取手で下車が一般的かと思います。

2.実践編

 こんな便利な切符を見逃す手はありません。
ゴールデンウイーク前半の429日に実際に行ってまいりました。
ルートは以下の通りです。

取手 742 水戸 907分 (常磐線)

水戸 930 大洗 946分 (鹿島臨海鉄道) <大洗観光&昼食>

大洗 1139 新鉾田 1201分 (鹿島臨海鉄道) <鉾田観光>

新鉾田 1331 鹿島神宮 1407分 (鹿島臨海鉄道) 

鹿島神宮 1436 潮来 1446分 (鹿島線) <潮来観光>

潮来 1608 鹿島神宮 1618分 (鹿島線) <鹿島神宮観光>

鹿島神宮 1706 水戸 1826 (鹿島臨海鉄道) <夕食>

水戸 1940 取手 2059

かなり駆け足ですが、下記に挙げた今回の旅の目的からすれば
何とか十分な時間を確保できました。

    鹿島臨海鉄道に乗車する
    大洗で魚貝類を食す
    鹿島鉄道の鉾田駅跡を見る
    潮来の町並みを見る
    鹿島神宮参拝

  1箇所でのんびりするのもいいですが、駆け足で廻るのもよいです。
電車の中は景色を見ながらのんびりできるわけですし。
 というわけで、今回の旅行記を記載して行きたいと思います。



2012年4月27日金曜日

上海地下鉄攻略 ~ 1日乗車券&3日乗車券 ~

1.上海地下鉄1日乗車券&3日乗車券とは?

上海地下鉄では、2010年から1日乗車券が、2012年から3日乗車券が
販売されています。1日乗車券は最初の乗車時から24時間以内
3日乗車券は72時間以内が地下鉄乗り放題となっています。
ここで注意したいのは、一日乗車券はあくまでも「最初の乗車後24時間」
といことであり、その日一日有効ではないということです。
たとえば、JRの都区内パスでは購入日の終電までしか有効ではありません。
たとえば、3月2日の午前6時に都区内パスを購入した場合と、
午後7時に購入した場合でも有効期間は同じです。
上海地下鉄の1日乗車券&3日乗車券はこれとは違うということを
覚えておきましょう!

価格は1日乗車券が18元、3日乗車券が45元となっており、
各地下鉄駅の有人窓口で購入できます。
使い終わったカードはお土産にもなります。

2.シミュレーション

まず、 空港から市内へは地下鉄で行きましょう!
浦東国際空港から上海市中心の人民広場まで7元で行けます。
人民広場に宿をとったとして、定番の観光地めぐりで、
豫園に行って(人民広場 → 豫園: 3元)、豫園から東方明珠塔へ行き、
(豫園 → 陸家嘴: 3元).、東方明珠塔から新天地へ行って夕食
( 陸家嘴 → 新天地: 4元),、新天地から再び人民広場へ
(新天地 → 人民広場: 3元)というあまり動かないケース(合計20元)
でも元が取れます。
市内の端から端まで行くケースや乗車回数が多い場合は
簡単に元が取れますので利用価値大です。

また、上海の地下鉄駅は時に混雑しており、切符を買うのに時間が
かかるケースがあります。
このような時間ロスを避ける意味でも、一日乗車券の利用価値は大でしょう。

3.注意点

このような便利な一日乗車券ですが、弱点はあります。
上海公共交通カードのように地下鉄以外のリニア、タクシー、路線バス、
フェリーなどには乗れなことです。
そもそも上海の公共交通機関は日本に比べると安いですので、
公共交通カードを使って地下鉄でもバスでも自由に乗るほうがいいという
考え方もあります。



2012年4月26日木曜日

セントレアが世界10位の空港に

 Skytrax社の2012年世界空港ランキングが発表され、
日本の空港の中では、セントレア・中部国際空港が総合10位とトップになりました。

本調査は過去10か月間、39の評価項目を12百万人の調査によって算出されたもので、
カバーされている空港は385にものぼります。
以下がTOP20となります。 (カッコ内は昨年の順位です)

1. (3)   仁川国際空港(韓国)                                                            
2. (2)   チャンギ国際空港 (シンガポール)                                    
3. (1)   香港国際空港 (香港)                                  
4. (6)   アムステルダム・スキポール空港 (オランダ)       
5. (5)   北京首都国際空港 (中国)                           
6. (4)   ミュンヘン空港 (ドイツ)                              
7. (7)   チューリッヒ空港 (スイス)                             
8. (9)   クアラルンプール国際空港 (マレーシア) 
9. (12)  バンクーバー国際空港 (カナダ)               
10.(11) セントレア・中部国際空港 (日本)            
11. (16) ロンドン・ヒースロー空港 (イギリス)           
12. (10) コペンハーゲン空港 (デンマーク)          
13. (8)   オークランド国際空港 (ニュージーランド) 
14. (7) 東京国際空港/羽田 (日本)                         
15. (20) フランクフルト空港 (ドイツ)                   
16. (21) 上海(虹橋)空港 (中国)                               
17. (19) 成田国際空港 (日本)                               
18. (26) アブダビ国際空港 (UAE)                        
19. (14) 関西国際空港 (日本)                                
20. (40) シドニー空港 (オーストラリア)  

日本の空港が、中部、羽田、成田、関西と4つもランクインしているのが光ります。
羽田空港は   優れた出入国手続きを評価する「Best Airport Immigration Service」
の部門で1位をとっており健闘しています。
(羽田空港国際線は便数の限界もあり、コンパクトにまとまっており
非常に便利です。イミグレーションもスムーズです。)

上位3つの空港はいずれもアジアの空港。
日本の空港もこの辺にぜひとも食い込んでもらいたいものです。
個人的には羽田⇔成田のリニア新線開通による、
羽田・成田一体運営でアジアで勝負してもらいたいと思いますが。。。。



2012年4月24日火曜日

台湾出張 ~ ANA機内食 & シャトー デ シン ホテル 桃園(Chateau de Chine Hotel Taoyuan)宿泊 レポート ~

 4月17日~19日まで台湾出張へ行ってきました。
せっかくの台湾ですが、仕事ですので、フリータイムはほとんどなし。
(あたりまえ!)

というわけで、機内食など中心にショート・レポートです。

まずは飛行機に乗る前のお楽しみ、ラウンジです。
ANAラウンジはそば・うどんが売りの一つです。
具は山菜、きつね、てんぷらから選べますが、
「「全部のせ」というオーダーもあります。
当然のごとく全部のせを頼みます。

(ANA名物「全部のせ」のそば)



















と言っている間に搭乗時刻です。

(NH1083便、成田発台北(桃園)行き搭乗ゲート)



















飛行機は定刻通り離陸、お楽しみの機内食です。

(エコノミーの和食)



















ANAのエコノミー便には数多く乗りましたが、
これが一番という感じです。
そばを食べる必要もなかったかも?

飛行機は定刻通り到着。
仕事で来ているので、事前に手配した車に乗り込んで
ホテルへチェックインします。
ホテルは桃園市内でも一流と呼ばれる、
桃園チャイナトラスト ホテル (Taoyuan Chinatrust Hotel, 桃園中信大飯店)
(今では名前が変わって シャトー デ シン ホテル 桃園(Chateau de Chine Hotel Taoyuan)となっています)

を予約しました。

(浴衣付がうれしい)


















(インターネットも問題なし)




















 ここのホテルの特徴は、テレビのチャンネルがやたら多いこと、
冷蔵庫にはビールとコーラが1本ずつ入っており無料なことです。

 翌日からは仕事がぎっちりですので、夜の町を散歩します。
桃園は活気のある地方都市といった感じでなかなか面白いです。



































(桃園市内の風景)




















1時間程散歩して寝ました。
翌朝の朝食も充実していました。
日本人が多いからか、納豆やヤクルトもありました。




















(桃園チャイナトラスト ホテル (桃園中信大飯店)の朝食)



















この日と帰る日の午前中まで仕事をして、
今度は台北・松山空港より帰国します。
松山空港は台北市内の仕事場から10分ほどで到着、
便利ですね。

帰りはANA羽田行で帰国しました。

(帰りの機内食。悪くはないが、行きのがよかった。。。。)



2012年4月22日日曜日

全日空、ミャンマー便を12年ぶりに再開

 全日空、ミャンマー便を12年ぶりに再開するとのことです。
産経新聞によりますと、全日空がミャンマー便を12年ぶりに再開するとのことです。
以下記事を要約すると、

  成田空港の発着で、今年中の就航を目指す。
  ミャンマーへは現在日本からの直行便はない。
  全日空は19967月、関西空港-ヤンゴン線を開設したが、
  同国の政情不安などを理由に20003月から休止していた。
  現在、日本からミャンマーに行くには、シンガポールやバンコク経由で
   渡航の必要があり、全日空の直行便が就航すれば飛行時間が大幅に短縮し、
   日系企業にとっても利便性が高まる。

  上記で「日系企業にとって利便性が高まる」とあるように、
機体は全席ビジネスクラスのビジネスジェットが有力とのことで、
一般旅行者にはとりあえず縁がなさそうです。

この記事を読んで懐かしく思ったのは、私が初めて(1回しか行ったことないけど)  ミャンマーに行ったのは、上記運休したという全日空の関西空港-ヤンゴン便に乗っていったからです。
あまり混雑しておらず、ゆったりと行けたという記憶があります。

 今現在、日本からミャンマーに行く便で一番便利そうなものを調べました。
どうやらタイ航空の同日乗り継ぎ便が一番便利なようですね。
 その他にも、マレーシア航空、全日空+タイ航空 or バンコク・エアウエイズ、
シンガポール航空などの組み合わせがありましたが、経由地で1泊するなど
利便性に欠けるようです。
(注:便は日付を適当に入れてTORNOSで検索しました)

<往路>

TG643 NRT: (東京/成田国際空港→ BKK: バンコク/スワンナプーム国際空港)
発:2012519() 12:00   着: 2012519() 16:30

TG305 BKK: バンコク/スワンナプーム国際空港
→ RGN: ヤンゴン/ヤンゴン国際空港)
発:2012519() 17:50   着: 2012519() 18:45

<復路>
TG304 RGN: ヤンゴン/ヤンゴン国際空港→ BKK: バンコク/スワンナプーム国際空港) 発:2012524() 09:50   着: 2012524() 11:45
TG660 BKK: バンコク/スワンナプーム国際空港→ HND: 東京/羽田空港)
発:2012524() 14:20   着: 2012524() 22:30

上記便だと、到着日にディナー・ミーティング、次の日丸一日働いて、
3日目に帰国というスケジュールが組めそうです。
この便より利便性を高めるとすると、やはり、10時頃成田を出発し、
翌日の早朝ミャンマーを出発する便でしょうか?
TG660便は乗ったことありますが、羽田に夜10時半はきついです。
家に着くと深夜0時過ぎの方が多いでしょうし。

いずれにしても、ミャンマーが近くなるようで楽しみなニュースです。


2012年4月20日金曜日

厦門・金門島の旅 ~ 旅の参考書 ~

 今回の旅行にあたり参考にした本を紹介したいと思います。
厦門・金門島は比較的参考となる本が少ないですが、
下記の本を一通り読めば、輪郭がつかめると思います。

① 地球の歩き方 D05 広州 アモイ 桂林 
 
 アモイの情報は類誌ではあまりありません。
従って、まずはこの本でアモイの輪郭を掴むのがお勧めです。


地球の歩き方 D10 台湾 

金門島はサブの扱いなので、情報は4ページのみというのが残念ですが、
そもそも金門島の情報がないガイドブックが多い中貴重です。


③ 猫とピアノの楽園 コロンス島散歩 (いしもとあやこ) 

厦門旅行の必読書といってもいいほど内容が濃いです。
特に、コロンス島の記述については充実しており、
本書で取り上げる通りに、建築物を辿れば、コロンス島はOK.
実際に私も本書を片手に島めぐりをしました。
また、厦門の観光・グルメ情報も載っています。

本書は写真も豊富で文章も読みやすいので、ガイドブックとしてだけでなく
読み物としても楽しめます。


旅名人フ゛ックス107 金門島 澎湖諸島 (旅名人ブックス)
  荻野 純一、旅名人編集室、 伊東 ひさし

 金門島を取り上げている本の中では最もボリュームのある本。
取材日が2008年1月と少々古いものの、写真も豊富で内容も充実。
金門島だけで100ページ以上のスペースを割いており、
見どころはほぼ網羅されているといっていいでしょう。
 旅名人ブックスのシリーズ全般に言えることですが、
写真がきれいです。本書も写真が多く使われており、
旅行に行った気分になれるのもいいです。



⑤ (番外編)金門島流離譚 船戸与一

 私が金門島に興味を持つきっかけとなった一冊。
金門島を実際に旅行してみると、本書に流れているような、
ある種のどんよりした雰囲気はありませんが、
読み物としてはとても面白いです。