2020年9月26日土曜日

戸越銀座から中延へ ⑧ 蛇窪神社 (上神明天祖神社)

蛇窪神社


下神明天祖神社から上神明天祖神社の距離は1Kmちょっと。
再び、住宅街の中を歩きます。








上神明天祖神社ですが、2019年5月1日より別称だった
「蛇窪神社」を通称表記へ格上げしています。

境内は蛇窪神社の名の通り、蛇で溢れていますね。
下神明天祖神社に比べると、華やかな雰囲気があり、
参拝客も多いです。








新しいものと古いものがうまく融合している感じで、
また、境内には詳細な説明板が随所にありますので、
御由緒などを確認しながら参拝できるのが良いですね。

最後に境内社の稲荷社に参拝させて頂きます。






訪問時 (2019年4月13日)にはありませんでしたが、
2019年12月に立派な大鳥居ができて、
蛇窪神社と書かれた扁額があるとのことです。
もう一度行ってみたいです。

戸越から中延への小散策はこれにて終了ですが、
品川区は複数の路線が入り組んでいて、
沿線毎に個性があって面白かったですね。

2020年9月24日木曜日

戸越銀座から中延へ⑦ 下神明天祖神社

下蛇窪村の鎮守


戸越公園から住宅街の中を歩いて10分程で下神明天祖神社へ到着致しました。
細長い参道が印象的で、その参道の左側は駐車場として利用されているようです。
この辺は都会の神社ならではいったところです。







下神明天祖神社の正確な創建年代に関しては不明とのことですが、
江戸幕府六代将軍の徳川家宣 (在職:1709年 ~ 1712年)の時代には、
既に鎮座していたのが確認できるとのことです。

その後、正保年間 (1644年 ~ 1647年)に蛇窪村が上蛇窪村と下蛇窪村に分かれた際、
天祖神社も下神明天祖神社と上神明天祖神社 (蛇窪神社)とに分かれたととのことです。

それでは早速、参拝させて頂きます。

まずは、手押しポンプ式の手水舎が目を惹きます。
一見レトロな雰囲気ではありますが、
設備自体は新しいように思えます。





近くにには品川区最大の狛犬も。







社殿はシンプルな神明造で落ち着いた雰囲気です。





最後には境内社の小市郎稲荷社にもお参りさせて頂きます。





近くの東急大井町線「下神名」の駅名由来にもなっている神社ですが、
駅からは微妙に離れていて、一般的な知名度はイマイチかな?

ただ、境内は落ち着きのある中、活気のようなものも感じましたね。

さて、続いては上神明天祖神社 (蛇窪神社)へ向かいます。



2020年9月23日水曜日

戸越銀座から中延へ ⑥ 文庫の森 & 戸越公園

公園が充実している品川区


笠森稲荷神社の近くには「文庫の森」がありますので、
こちらにも寄っていくことに致します。






文庫の森がある一帯は肥後熊本藩細川家の下屋敷があった場所です。
後の1890年に三井財閥の所有となり、
1918年には三井家編集室が日本橋からこの地に移転、
三井文庫が発足することとなります。
戦後に財閥が解体されてからは、国文学資料館となりました。

現在でも三井文庫時代からの第二書庫が現存します。
残念ながら中へは入れませんが、
現存する日本最古の壁式鉄筋コンクリート造建物として、
外部からその姿を眺めることが可能です。






広々とした公園で、地元の人が寛ぐ姿を眺めることができます。

この文庫の森は普通の公園という色彩が強いですが、
すぐ近くの「戸越公園」は庭園という色彩が強い公園です。








それもそのはず、戸越公園は、
肥後国藩主細川家下屋敷の庭園跡を利用して造られた区立公園なのです。

往時の大名庭園の雰囲気を今に残す見事な庭園ですね。
地方にあれば、500円くらい入場料を取られそうな感じかな?

こちらも家族連れで大いに賑わっていましたが、
近所にこれだけの公園があるのは羨ましい限りですね!

2020年9月21日月曜日

戸越銀座から中延へ ⑤ 笠森稲荷神社

朱塗りの鳥居が印象的


戸越八幡神社から文庫の森公園方面へ向かって歩いていく途中に、
一際美しい、幾重もの朱塗りの鳥居が連なる神社がございます。
こちらが笠森稲荷神社となります。





境内には御由緒等の記載はありませんでしたが、
駐車場の一角という立地から推測するに、
昔は駐車場も神社の一部であって、
もう少し大きい神社だったのではないか?
と勝手に想像してしまいました。

鳥居や社殿の保存の良さから、崇敬の篤さを窺わせます。





戸越八幡神社から徒歩すぐですので、
笠森稲荷神社にもあわせて参拝されてみてはいかがでしょうか?

2020年9月15日火曜日

戸越銀座から中延へ ④ 戸越八幡神社

旧戸越村の鎮守


さて、末廣稲荷神社を後にして戸越八幡神社へと向かいます。
戸越八幡神社は旧戸越村の鎮守です。





戸越八幡神社の歴史は古く、1526年 (大永6年)まで遡ります。
行永法師という高僧が、村内藪清水池水源地からご神体が出現したのを見つけ、
草俺に奉安し、そこに京都・石清水八幡宮から分霊を勧請して、
倶に祀ったのが起源と言われています。

神社は住宅街に溶け込んだ立地となっていて、神聖な雰囲気というより、
地元と一体化したほんわかした雰囲気と言ったところですしょうか?
地元に愛されている神社というのが伝わってきますね。




境内にはポップな自動車なんかもあって、
地元の方がくつろいでいる姿を見ることができました。








最後に境内社である「春日社」「稲荷社」にも参拝させて頂きます。






戸越銀座商店街からも近いので、
買物と併せて参拝したい神社かと思います。

2020年9月10日木曜日

戸越銀座から中延へ ③ 末廣稲荷神社

戸越銀座商店街にある神社


一本杉元八幡神社から戸越八幡神社へと向かいますが、
途中にある末廣稲荷神社にも参拝させて頂くことに致します。

流石に東京に残る大型商店街として著名な戸越銀座商店街ですね。
お稲荷様も数多く残られております。

その中でも末廣稲荷神社は小さいながらも、
きちんと維持管理されているのが伺えますね。
「戸越銀座商店街振興組合」の幟がきれいにはためいています。





御由緒等についての説明は残念ながらありませんでしたが、
社殿など割と新しい雰囲気はありますね。








さて、次はいよいよ戸越八幡神社へと向かいます。

2020年9月9日水曜日

戸越銀座から中延へ ② 一本杉元八幡神社

戸越八幡神社の元宮


法護稲荷大明神は小さいながらも比較的目立つ神社ですが、
この後に参拝致しました「一本杉元八幡神社」は地味な雰囲気です。





ただし、こちらは戸越八幡神社の御神体が出現した場所に造られた神社で、
戸越八幡神社の元宮と言える存在です。

戸越八幡神社へ参拝される際は、
こちらにもぜひとも寄って行こう!
と思ったのですが、思ったよりも目立たない感じです。

本当にここが?と思いましたが、
社号碑がきちんと残っていました。






ネット情報では管理者不在で荒れた感じとありましたが、
割ときちんとしている印象ですね。

小さいながらも歴史と威厳を感じさせる神社でした。