日本のように清潔で無料で使えるトイレがどこにでもある国は珍しいのです。
イタリアも例外ではございません。
そんなイタリアでトイレに困らない方法をまとめてみました。
① トイレに困ったらBARを探す!
イタリアで急にトイレに行きたくなったらBARに行きましょう!
イタリアではそもそも公共のトイレの数は少ないですが、
BARは街の至るところにあります。
コーヒー1杯は€1.00程度ですから、
休憩も兼ねてBARに駆け込むのが基本です。
なお、トイレはドリンクをオーダーしてから行きましょう。
(レッジョディカラブリアのBAR GARIBALDI) |
② 美術館・博物館などではとりあえずトイレに行っておく
確実に無料のトイレが利用できるのが美術館・博物館といった施設です。
イタリアではこの環境は非常に貴重ですので、
とりあえずトイレに行っておきましょう。
注意が必要なのは教会です。
無料で入れる教会には一般人が入れるトイレはないことの方が多いです。
シエナの大聖堂のように、入場料が必要で、かつ、
トイレが別料金というのもあります。
従って、旅程は上記の点を重視して組んだ方が良いです。
私は、昼食後はトイレに行きたくなることが多いので、
昼食後は美術館・博物館に行ったり、
トイレが確実にある特急列車に乗るなどの予定を入れることが多いです。
(Museo Nazionale della Magna Grecia - 大型の博物館にはもちろんトイレはあります) |
③ 駅・列車にはトイレがある、でも注意は必要
大きな駅ではトイレは間違いなくありますので安心ではありますが、
場所は駅の端っこだったりして便利な位置にはないことが多いです。
また、たいていの場合は有料です。
自動ゲートになっていることも多く、
その場合はコインを入れる必要があります。
従って、50¢や1€のコインは念のため持っていた方が無難です。
(Reggio di Calabria Centrale のトイレ) |
また、列車にはトイレがついてるケースが多いので、
時間がない場合や50¢払うのがもったいない!
という場合は列車のトイレを使うという手はあります。
ただし、イタリアのローカル列車のトイレは未だに線路に汚物を直接排出する
「垂れ流し」形式のトイレもあり、この場合は駅に停車中はトイレが利用できません
(始発列車では鍵がかかっていることもあります)。
また、恐ろしく汚い場合もありますので注意が必要です。
(イタリアローカル線のトイレ - 穴から線路が見えます) |
一方、FrecciaRossaなどの特急のトイレはきれいで使いやすいです。
個人的な印象は駅のトイレよりはきれいですね。
(FrecciaBiancaのトイレ - 清潔で使いやすい) |
そして、もう一つ注意が必要なのでは、
ローカルの無人駅などではトイレが閉鎖されて使えないケースがあること。
ローカル駅ではトイレが無料のケースが多く、
それ自体はありがたい話なのですが、
トイレそのものが使えないケースもあります。
マイナー駅で降りる場合は、列車内でトイレは済ませた方が無難です。
(無人駅Paestumのトイレ - 入口が閉鎖されています) |
④ イタリアの公衆トイレは当てにならない?
観光案内所で貰う地図にはトイレの場所が記載されているものも多く、
重宝致します。
ただし、その情報を鵜呑みにするのは危険です。
例えば、Orvietoの街中にはそれなりの公衆トイレがありますが、
時間帯によっては閉まっていたり(朝から夕方までしか使えない)、
そもそも今は使われていなさそうなものがありました。
(Orvietoの公衆トイレ - 翌日はちゃんと開いてました) |
また、街中にあるコイン式のトイレは壊れているのがほとんど。
特にナポリのは落書きだらけでひどかったですね。
(落書きだらけのコイン式トイレ@ナポリ - もちろん壊れてました) |
一方、清潔なトイレを提供しようとする自治体もあります。
例えば、Pienza。
有料ですが、このような近代的なトイレが完備されています。
(Pienzaの有料公衆お手洗い) |
また、Montepulcianoは街中に無料で清潔なトイレが多数ありました。
こういう配慮がある街はなかなか素敵ですね。
(Montepulciano - バス停近くの無料トイレ) |
⑤ その他の必需品は?
ポケットティッシュ、ウエットティッシュは必須ですね。
イタリアのトイレは紙がない場所もまだまだ多いですし、
ウエットティッシュがあれば便座を拭くのに使えます。
また、手洗い用の水が出ないなんてケースも多いですからね。
もちろん、ウォッシュレットなんかはありませんので、
必要な人は携帯用ウォッシュレットを持参しましょう。
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