おとめ山公園のおとめは「乙女」ではなく「御留」もしくは「御禁」です。
この場所は江戸時代は将軍家の鷹狩や猪狩などの狩猟場だった関係で、
一般庶民はこの一帯が立ち入り禁止だったことが名の由来です。
(おとめ山公園) |
おとめ山公園は都心にしては相当広い公園で、
この日も家族連れでにぎわいを見せていました。
湧水や池などもあり癒しの空間が広がります。
(おとめ山公園内 - 癒しの空間が広がります) |
そんな公園をバックにする東山藤稲荷神社ですが、
おとめ山通り入口近くの左手のマンション敷地内に社号標がございます。
もともと東山藤稲荷神社は当地にあったものの、
第二次世界大戦で焼失したため1953年に現在地へ移転したとのことです。
(公園内を走るおとめ山通り) |
(東山藤稲荷神社 - かつての場所にある社号標) |
住宅街の坂道を少々上ると住宅に挟まれるような感じで朱色の鳥居が目に入ります。
(東山藤稲荷神社) |
東山藤稲荷神社は清和天皇の皇孫源経基が927年 (延長5年) に
京都稲荷山より勧請して創建された古い歴史を持つ神社です。
境内にはそんな歴史を物語る古い石造物が多いのですが、
メンテナンスが良いとは言い難いのは少々残念です。
(東山藤稲荷神社 - 拝殿) |
(境内には古い石碑が多い) |
とは言え、都心の喧騒からは一線を画す落ち着いた神社であり、
社殿は凛と佇む雰囲気がありますね。
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