新大久保駅周辺は外国人街的な雰囲気ですが、
ちょっと離れれば普通の住宅街ですね。
そんな一角にあるのが「下村湖人終焉の地」です。
こちらも一般のマンションにプレートが貼ってあるだけの史跡ではありますが、
あの「次郎物語」の作者である下村湖人 (1884年 ~ 1955年) は
こちらに住んでいたのですね。
(下村湖人終焉の地) |
ここからてくてくと歩いて10分程で鎧神社へ到着です。
鎧神社の歴史は古く醍醐帝の治世 (898年 ~ 929年)で、
円照寺の鬼門鎮護の神祀として同時期に創建されたと言われています。
947年 (天暦元年) に平将門公の鎧が当地に埋められたという伝承があり、
鎧神社の名前はここから来ているとのことです。
(鎧神社) |
閑静な住宅街に佇むという鎧神社、さっそく境内へ向かいます。
都心の神社だけあり、境内はきれいに整備されていますが、
社殿は重みのある雰囲気という感じですね。
(手水舎) |
(鎧神社 - 拝殿) |
社務所や神楽殿は新しいもののようです。
近くにはよろい保育園もありますね。
(神楽殿) |
(よろい保育園) |
あわせて境内社にも参拝させて頂きます。
まずは裏参道入口にある「稲荷神社・三峯神社・子の権現社」へ。
こちらは三神が合祀されています。
(鎧神社稲荷社・三峯社・子の権現社) |
続きまして「天神社」へ参ります。
学問の神様・菅原道真をお祀りする鎧神社の摂社となります。
こちらには新宿区指定有形民俗文化財である「狛犬型庚申塔」があります。
1721年 (享保6年) に造営された古いもので、
どことなくユーモラスな雰囲気があります。
(天神社) |
(狛犬型庚申塔) |
(狛犬型庚申塔) |
(庚申の文字が見えますね) |
「平将門公の鎧の伝承」であまりにも有名な鎧神社ですが、
境内は至って平穏な空気が流れる落ち着く神社ですね。
一瞬こちらが新宿区内であることを忘れそうです。
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