2019年1月23日水曜日

四谷を歩く ~ 東長寺から田安鎮護稲荷神社へ ~

花園神社を後にして四谷三丁目方面へと向かうことにします。
まずは曹洞宗寺院の東長寺へと向かいます。
東長寺は1594年 (文禄3年) に雪庭春積大和尚により開創された古い歴史を持つ寺院です。

(東長寺)



















入口にあるお地蔵様が可愛らしいですね。

(お地蔵様)




















また、開創四百年記念事業として建立された近代的な伽藍は一見の価値ありですね。
まるで美術館に来ているような錯覚を覚えます。

(現代アート建築を見ているようです)




















ここから、源慶寺を左手に見て「小泉八雲旧居跡」へ向かいます。
こちらは新宿区指定史跡となっており、現在は成女学園の敷地内にあります。

(ユニークな建物の源慶寺)



















ギリシアのレフカダ島に生まれの小説家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、
1850年 ~ 1904年)が1896年 (明治29年) に東京帝国大学文学部の講師
として招かれ上京した際に東京で初めて居を構えたのがこちらです。
現在では説明版と石碑が残るのみですが、
当時とはここ四谷の地も相当雰囲気が異なるでしょうね。

(小泉八雲旧居跡)



















続きましては、田安鎮護稲荷神社へと向かいます。
ちょっとした路地に鎮座する神社で趣がありますね。
田安稲荷神社は元々は田安徳川家の屋敷神様でしたが、
明治に屋敷を撤去した後も稲荷神社が残されて、
地元の方がお祀りされたものとのこと。

(田安鎮護稲荷神社への道)

(田安鎮護稲荷神社)

(田安鎮護稲荷神社 - 鳥居)






















































また、鎮護稲荷神社は徳川将軍家剣の指南役、柳生家(1万石)の
下屋敷があった所で柳生家の稲荷神社でしたが、
戦後になって田安稲荷と合祀しました。

現在の地は、マンション建設の際に両稲荷神社の縁起を理解されて、
土地を提供して頂いたとのこと。素晴らしいことですね。

近くにはレトロな雰囲気の長良川旅館があります。
こちらを目指していけばわかりやすいかな?

(長良川旅館 - 奥には田安鎮護稲荷神社)





















最後に斎藤茂吉終焉の地へ!
こちらも新宿区指定史跡となっておりますが、
株式会社ケイケンシステムの所有するビルになっていますね。
歌人・精神科医の斎藤茂吉(1882年 ~ 1953年) が
1950年から亡くなるまで過ごしたのが当地であるとのことです。

(斎藤茂吉終焉の地 - ビルに解説板があります)




















四谷エリアは私にとっては昔の職場の近くではありますが、
なかなか歩くことが少なかった場所です。
流石にビジネス街的な雰囲気が強くなってはいますが、
昔ながらの風景も見られるエリアですね。

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