阿佐谷神明宮の詳細なご由緒は不明ですが、
1836年 (天保7年) 刊行の『江戸名所図会』巻四によれば、
日本武尊が東征の帰途に阿佐谷の地で休息し、
のちに尊の武功を慕った村人が旧社地に一社を建て、
神明宮を勧請したのが始まりと伝えられております。
建久年間 (1190年 〜 1198年)には土豪・横井兵部(一説には横川兵部)が
伊勢神宮に参拝した折神の霊示をうけ、宮川の霊石を持ち帰り
神明宮に安置したと伝えられています。
この霊石は今も御神体として祀られていることより、
少なくともこの時期には間違いなく存在したようです。
それでは立派な大鳥居をくぐり境内へと向かいます。
(阿佐ヶ谷神明宮 - 大鳥居) |
境内は広々としており、空気感がいきなり変わるという感じです。
これまた立派な神門 (瑞祥門) の先には拝殿が見えてきます。
神明造の拝殿は美しいの一言!しばし見とれてしまいました。
(神門 (瑞祥門)) |
(拝殿) |
HPによれば "かつて本殿と繋がっていましたものを切り離し、
壁などを取り払いまして参拝にいらっしゃる皆様が
この拝殿を通しまして本殿、摂社をお参りすることが出来るように致しております。"
とあります。
なるほど、よくわかります。
その本殿が本殿 (御垣内三殿) がこちらです。
中央の本殿には天照大御神が祀られており、
左右の摂社には、右に月読命、左に須佐之男命が祀られています。
(本殿 (御垣内三殿)) |
参拝の後には境内社へもお参りさせて頂きます。
なかでも五角形の合格鳥居を持つ 天神社 (北野神社) は受験生に人気も高いそうです。
(天神社 (北野神社) ) |
(阿佐谷神明宮 - 元宮) |
また、能楽殿も忘れてはいけません。
その美しさは圧巻と言っても過言ではありません。
(能楽殿) |
全体的に清々しい空気が流れている神社という感じで、
その雰囲気に圧倒されましたね。
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