途中、赤城神社にその名が由来する赤城坂を登ります。
なかなか急な坂道でちょっとだけしんどいですな。
(赤城坂) |
さて、こちらが牛込総鎮守・赤城神社です。
(赤城神社 - 鳥居) |
赤城神社のご由緒は境内の説明がコンパクトにまとまっています。
後伏見帝の正安二年九月、上野国赤城山なる赤城神社の分霊を
今の早稲田鶴巻町の森中に小祠を勧請。
其後百六十余年を経て寛正元年大田道灌持資が牛込毫へ遷座。
其後大胡宮内小輔重行が神威を尊び今の地に、
始めて「赤城大明神」と称えるようになった。
かくて天和三年幕府は命じて江戸大社の列に加え、牛込の総鎮守となる。
正安二年と言えば1300年ですから歴史の古さがわかります。
ただし、その「古さ」を頭に入れて境内へと向かうとちょっと驚くかもしれません。
境内は神社というより、ここは美術館?という雰囲気です。
「赤城神社 再生プロジェクト」で生まれ変わったこちらの神社、
デザイン監修はあの隈研吾氏ですからそれも納得です。
(赤城神社境内) |
ちなみにこの費用を捻出する一環として建てられた敷地内の分譲マンション。
約70年の定期借地権が設定されており、
借地権の期限が来たらマンションを解体し神社の杜に戻すとのこと。
どちらかというとこの杜を見てみたいですね。
私は120歳を越えるので無理そうですが。
(赤城神社 - 拝殿) |
拝殿左側には「螢雪天神」がございます。
戦災で焼失した北野神社が旺文社の寄付によって再興、
その名が『螢雪時代』に由来する、まさに受験生の神様です。
かつての愛読者である私もしっかりとお参りさせて頂きます。
(螢雪天神) |
また、さらに奥へと行きますと境内社である
「八耳神社、出世稲荷神社、東照宮」がございます。
こちらも忘れずに参拝させて頂きます。
(八耳神社、出世稲荷神社、東照宮) |
都心にはスタイリッシュな神社を時々見かけますが、
こちらの赤城神社は別格的な趣がありますね。
新しい神社の形としても注目したいところです。
これにて今回のショートトリップは終了です。
神楽坂生まれのコボちゃんのブロンズ像を横目に神楽坂駅より帰ります。
(コボちゃん像) |
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