閑静な住宅街を横目に2Km弱の道のりを歩きます。
徳丸北野神社付近は坂の多いエリアではありますが、
かつては農村だったことエリア、物を運ぶのも大変だったでしょう。
そんな在りし日の時代を思い起こさせる像が、
徳丸ヶ丘公園にある「みのりの道」というブロンズ像です。
力強い姿が印象的な像ですね。
(みのりの道) |
徳丸北野神社はこちらの公園からすぐ近くにあります。
(徳丸北野神社) |
徳丸北野神社は古い歴史を持つ神社で御鎮座は995年 (長徳元年) 。
正暦年間 (990年 ~ 995年)に当地に疫病が流行した際、
里人の一人・徳麿に夢のお告げがあり、
梅の古木に病の癒えんことを祈願し霊験を得て疫病は去ったとのこと。
このことより、梅に縁り深い菅原道真公を京都北野天満宮から奉迎したのが始まりです。
参道はとても長いですが、途中に道路で寸断されている箇所があります。
早速拝殿に向かいますが、榊の木がとても見事でしばし立ち止まってしまいました。
とても美しい神社です。
(徳丸北野神社 - 鳥居から拝殿を臨む) |
(徳丸北野神社 - 拝殿) |
境内社が多く鎮座するのもこちらの神社の特徴ですね。
これ以外にも四葉稲荷神社、大松氷川神社、北町浅間神社が兼務社とのこと。
(境内社群) |
(境内社群) |
板橋区では、「徳丸北野神社田遊び」と「赤塚諏訪神社田遊び」が
国の重要無形民俗文化財に指定されていますが、
当社にもそのことを示す石碑が建っています。
田遊びは旧正月に五穀豊穣と子孫繁栄を祈願し神に奉納する行事です。
今もこのような行事が1000年以上も受けつかがれているのは貴重ですね。
(北野神社 - 田遊び) |
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