用事があるときは重なるもので、最近ちょくちょく行く街となりました。
今回は天気もいいので、早稲田まで散歩がてら歩いて行くことにします。
(オブジェに一見の価値がある 都営大江戸線・飯田橋駅) |
新宿区は昔ながらの町名が残っているところが多く、町名を眺めるだけでも楽しいです。
水道町という、ある意味おもしろい名前の町が、こちらの改代町です。
「かいたいちょう」と読みます。
江戸時代には古着屋が軒を並べたエリアとのことですが、
当時の面影はありません。
とは言うものの、竹の湯という銭湯もあり若干レトロな雰囲気もあります。
(改代町の銭湯・竹の湯) |
竹の湯の正面にあるのが、改代町会館です。
こちらは、改代町の町会により運営されているそうで、
手前のお稲荷さんも同様です。
(改代町会館のお稲荷さん) |
(改代町会館) |
(改代町自治会所有を示すプレート) |
ここから歩いてすぐの場所に、お寺が並んであります。
まずは、曹洞宗寺院の田中寺です。
田中寺は、1628年(寛永5年)天神町に創建され、
この地へ移ったのは1640年(寛永17年)だそうです。
(曹洞宗寺院の田中寺) |
そしてお隣りのこちらが、真宗大谷派寺院・傳久寺です。
傳久寺は、寛永5年(1628)成満寺と号して牛込筑土に創建の古い寺院で、
改代町へは1657年(明暦3年)改代町へ移転したと言われています。
明暦3年と言えば、明暦の大火(振袖火事・丸山火事)があった年ですね。
(真宗大谷派寺院・傳久寺) |
(山号は大岡山) |
改代町を後にして向かうは、新宿区天神町にある北野神社です。
天神町という地名もこの神社に由来するとのことです。
創建年代等は不詳ですが、江戸前期には既に知られていたらしいですね。
昭和20年(1945年)5月、戦災により社殿は焼失し、
その後に再建されたとのことで、新しい雰囲気ですね。
また、境内社として豊玉稲荷神社があります。
(北野神社) |
(社殿) |
(手水舎) |
(境内の筆塚) |
(境内社の豊玉稲荷神社) |
ちなみに、北野神社の前の通りは江戸川橋通りですが、
ここは渡邊坂と呼ばれる坂です。
標識によりますと
「江戸時代、坂の東側に旗本渡邊源蔵の屋敷があったのでこう呼ばれた。
源蔵は五百石取りの御書院番で、寛文七年(一六六七)に
市谷鷹匠町の屋敷と引換えにこの屋敷を拝領し、
渡邊家は幕末までこの地にあった。」
とあります。
ここから早稲田へ向けて更に進みます。
(渡邊坂 - なだらかな坂です) |
(渡邊坂の歴史を説明する標識) |
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