2016年12月23日金曜日

飯田橋から早稲田へ ① 改代町から北野神社へ

 今回はまたまた飯田橋にやってまいりました。
用事があるときは重なるもので、最近ちょくちょく行く街となりました。
今回は天気もいいので、早稲田まで散歩がてら歩いて行くことにします。

(オブジェに一見の価値がある 都営大江戸線・飯田橋駅)




















新宿区は昔ながらの町名が残っているところが多く、町名を眺めるだけでも楽しいです。
水道町という、ある意味おもしろい名前の町が、こちらの改代町です。
「かいたいちょう」と読みます。
江戸時代には古着屋が軒を並べたエリアとのことですが、
当時の面影はありません。
とは言うものの、竹の湯という銭湯もあり若干レトロな雰囲気もあります。

(改代町の銭湯・竹の湯)




















竹の湯の正面にあるのが、改代町会館です。
こちらは、改代町の町会により運営されているそうで、
手前のお稲荷さんも同様です。

(改代町会館のお稲荷さん)

(改代町会館)

(改代町自治会所有を示すプレート)
























































ここから歩いてすぐの場所に、お寺が並んであります。
まずは、曹洞宗寺院の田中寺です。
田中寺は、1628年(寛永5年)天神町に創建され、
この地へ移ったのは1640年(寛永17年)だそうです。

(曹洞宗寺院の田中寺)




















そしてお隣りのこちらが、真宗大谷派寺院・傳久寺です。
傳久寺は、寛永5年(1628)成満寺と号して牛込筑土に創建の古い寺院で、
改代町へは1657年(明暦3年)改代町へ移転したと言われています。
明暦3年と言えば、明暦の大火(振袖火事・丸山火事)があった年ですね。

(真宗大谷派寺院・傳久寺)

(山号は大岡山)






































改代町を後にして向かうは、新宿区天神町にある北野神社です。
天神町という地名もこの神社に由来するとのことです。
創建年代等は不詳ですが、江戸前期には既に知られていたらしいですね。
昭和20年(1945年)5月、戦災により社殿は焼失し、
その後に再建されたとのことで、新しい雰囲気ですね。
また、境内社として豊玉稲荷神社があります。

(北野神社)

(社殿)

(手水舎)


















































(境内の筆塚)

(境内社の豊玉稲荷神社)











































ちなみに、北野神社の前の通りは江戸川橋通りですが、
ここは渡邊坂と呼ばれる坂です。
標識によりますと

「江戸時代、坂の東側に旗本渡邊源蔵の屋敷があったのでこう呼ばれた。
源蔵は五百石取りの御書院番で、寛文七年(一六六七)に
市谷鷹匠町の屋敷と引換えにこの屋敷を拝領し、
渡邊家は幕末までこの地にあった。」

とあります。

ここから早稲田へ向けて更に進みます。

(渡邊坂 - なだらかな坂です)

(渡邊坂の歴史を説明する標識)



0 件のコメント:

コメントを投稿