2016年12月10日土曜日

日本橋七福神・茶ノ木神社へ

人形町には不思議と縁があり、ここ20年ぐらい仕事で定期的に訪れる町です。
人形町と言えば、今でも情緒ある町というイメージですが、
やはり都会の真ん中だけあり高層ビルも目立ちます。
そんな街並を象徴するかように、東京メトロ半蔵門線・水天宮前駅から
近くの高層マンションの脇にひっそりと鎮座しているのが、こちら茶ノ木神社です。

(高層マンションの一角にある茶ノ木神社)




















日本橋七福神の布袋尊としているこちらの神社の歴史は江戸時代まで遡ります。

以下、境内の掲示板を引用致します。

「お茶ノ木様」と町内の人々に親しまれている茶ノ木神社の御祭神は
倉稲魂大神(ウカノミタマノオオカミ)で伏見系の稲荷様である。

 昔この土地は徳川時代約三千坪に及ぶ下総佐倉の城主大老掘田家の中屋敷であって、
この神社はその守護神として祀られたものである。

 社の周囲にめぐらされた土堤芝の上に丸く刈り込まれた茶の木がぐるりと植え込まれ、
茶と茶の木の緑が見事であたっと伝えられている。

 その中屋敷は勿論のこと周囲の町方にも永年火災が起こらなかったため、
いつのころから誰と言うとなく火伏の神と崇められ、
堀田家では年一回初午祭の当日だけ開門して一般の参拝を自由にされた由
「お茶ノ木様」の愛称で町の評判も相当であったと伝えられている。

 また、新たに昭和六0年布袋尊を御遷座申し上げて
日本橋七福神詣りに加わることになった。

 布袋尊は実在した中国唐代の禅僧で、阿弥陀菩薩の化身といわれている。
福徳円満の相が喜ばれ、世の清濁を併せ呑む大きな腹をして袋の中にいっぱいの宝物を入れ、人々に福運大願を成就させる和合成就の神様として崇められている。

堀田家と言えば、以前佐倉に行った際に訪ねた堀田邸を思い出します。
堀田邸は今でも往時の姿を姿をとどめており、
佐倉へは都心からのアクセスもいいので、手ごろな観光スポットです。
こういった形でつながるのが街角ウォッチャーとしてはうれしいところです。

(茶ノ木神社正面)

(綺麗に維持管理されているのが分かります)

(ちょっと怖いかも)

(すべてがコンパクトにまとまっています)

(茶ノ木神社の由緒)

(付近は飲食店の多いエリア)














































































































この付近は、大観光地・水天宮を擁していることもあり、
飲食店が多いエリア。
行列のできる親子丼で有名な玉ひでも近くです。
大小事務所、住宅も混在している不思議なエリアでもあります。

この後は、ちょっと用事を片付けて、ランチへと行きたいと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿