淡水老街は紅毛城が有名ですが、周辺には他にも見所があります。
実際に自分が歩いた順に紹介してみたいと思います。
まずは淡水老街の終点的な場所にある
淡水海關碼頭です。
かつての税関倉庫がアートスペースになっていますね。
地元の方の寛ぐ公園的な色彩が強いです。
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(淡水海關碼頭) |
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(淡水海關碼頭 - 内部はアートスペース等に利用) |
こちらからしばらく坂を上っていくと
淡水紅毛城へ到着します。
淡水観光のハイライトと言えますね。
入場料は80元となりますが、新北市立淡水古蹟博物館共通のチケットですので、
ここで捨てないようにしましょう!
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(新北市立淡水古蹟博物館全票) |
紅毛城は1628年にスペイン人によって建てられ、
その後オランダ人が1644年に再建、
更にその後イギリスが1867年以降イギリス領事官として使用していました。
台湾政府へ所有権が移管されたのは1980年ですから、
かなり最近まで英国が使用していたというのも驚きですね。
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(紅毛城) |
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(内部は往時の様子を再現) |
館内には往時を思わせる家具などの展示もあって見応えはあります。
また、高台にあるので景色もなかなかのものがあります。
こちらの紅毛城に隣接しているにが
真理大学です。
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(真理大学) |
台湾基督長老教会の私立大学で、
1882年にカナダ人宣教師マッケイ博士が開いた
牛津學堂が起源で、
その建物は今もキャンパス内に健在です。
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(Oxford College - 牛津學堂) |
真理大学を後にして
小白宮(前清淡水關稅務司官邸)へと向かいます。
先ほど購入した80元のチケットで入ることができます。
白い洋風建築の外観でアーチが印象的で、
まさに小白宮の名にふさわしいですね。
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(小白宮 - 前清淡水關稅務司官邸) |
さて、こちらから更に下ると
淡水街長多田栄吉故居がございます。
多田栄吉氏は1930~1933年に淡水街の第4代街長を務められた方で、
この住宅は1934年に完成したものとのことです。
日本統治時代の日本家屋として非常に貴重なものです。
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(淡水街長多田栄吉故居) |
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(懐かしの日本家屋が保存されている) |
ただ、あまりにも日本的すぎて、
写真だけ見るとここが台湾というのを忘れそうですね(笑)。
台湾にはこういうものがさりげなく残っているので、
地味な観光スポットも要チェックなわけです。
これにて淡水観光は終了!と思いきや、
前を通って手招きされて入ったのが
獸醫防疫技術資料館です。
MRT淡水駅から比較的近い坂道の途中にある資料館ですが、
その名の通り、台湾における防疫についての資料館です。
特に興味はなかったのですが、見てみると中々面白かったです。
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(獸醫防疫技術資料館) |
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(展示はコンパクトにまとまっています) |
淡水老街の観光時間は3時間くらいでした。
時間があればもう少し遠くまで行けましたが、
3時間もあると結構楽しめますね!