ハヤシ百貨店は日本統治時代の1932年創立されました。
当時は台南市で唯一の近代的エレベーターが設置されていた、
最新鋭の建物だったとのことです。
(ハヤシ百貨店) |
1980年代より空きビルとなっていたそうですが、
2013年に修復が完了しリニューアルオープン。
往時の雰囲気を残しつつ、現代的に生まれ変わりました。
お洒落な店内は見るだけでも一見の価値ありです。
(レトロなエレベーター) |
(店内) |
(店内) |
この林百貨店ですが、屋上には「末広社」の遺構が残っています。
開業当初は存在しなかった神社ですが、
半年後に屋上に鎮座することとなります。
(末広社) |
(林百貨頂楼神社遺跡) |
当時は一般には公開されていなかったそうですが、
産業の守り神として信仰されていました。
今現在でもその遺構が残っています。
屋上にはこの他にも米軍によって爆撃された跡が残ります。
残念ながら社殿は残っていないようですが、
これだけの遺構が残っているのは貴重かと思います。
続いて、台南神社跡地へと向かいます。
台南神社は1923(大正12)年に鎮座した神社で、
祭神は北白川宮能久親王、
1925(大正14)年には官幣中社に昇格しました。
台南神社の跡地には台南市美術館二館が建設され、
往時の姿は全く見ることができませんが、
隣接する忠義国民小学にはかつての事務所が残っています。
(台南神社跡地は台南市美術館二館となっています) |
建物自体は道路沿いに建っておりますので、
歩道からも眺めることができます。
(原台南神社事務所) |
往時は社務所もしくは休憩所として使われていたとのことですが、
その美しい姿が健在というのは嬉しい限りですね。
(原臺南神社事務所と書かれたプレートがあります) |
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