2017年9月25日月曜日

西大島駅近郊 神社・寺院巡り

都営新宿線西大島駅と言えば、非常に地味な場所であり、
地元の方以外はほとんど訪れないスポットかな?とは思います。

(西大島駅)



















しかしながら、亀戸駅へは徒歩圏内であり、アリオ北砂や
砂町銀座といったショッピングエリアも近く、
なかなか面白いエリアではあります。

そんな西大島ですが、付近にはもちろん神社仏閣もございます。
まずは、西大島駅前、江東区総合区民センター前に建つ、
「五百羅漢跡」に注目です。

(五百羅漢跡 - 石碑)

(五百羅漢跡 - 江東区教育委員会による案内)





































五百羅漢は、1695年 (元禄8年) に松雲元慶禅師により創建された黄檗宗の寺院です。
五百羅漢寺は今では目黒区下目黒へ移転しておりますが、
当地が五百羅漢跡であることを示す石柱が建っております。

この五百羅漢跡の道路を挟んで正面にありますのが、曹洞宗・羅漢寺です。
1903年 (明治36年) 羅漢寺の跡地に、西多摩郡奥多摩町氷川より
曹洞宗祥安寺が移転し、1936年 (昭和11年) 羅漢寺と改称したとのことです。

(羅漢寺)




















ちなみに、こちらのお寺から亀戸方面の五ノ橋までの明治通りは、
らかん通り商店街となっており、地味に商店が連なる商店街です。

さて、ここから大島方面へ歩き、ダイエー前を左折して、
大島緑道公園を城東郵便局を右手に見てしばらく歩き右手に見えるのが、
「子安稲荷神社」です。

(子安稲荷神社 - 全景)

(子安稲荷神社 - 拝殿)





































こちらの神社は、江戸時代、元禄時代の中頃に村民によって宇迦能魂之神を祀り、
護国豊穣と子孫の繁栄を願い鎮座されました。
今では亀戸香取神社の兼務社となっており、
1955年 (昭和30年) 頃に旧高砂鉄工所 (現ミッドランドアベニュー) 門前近くから、
現在地へと移転したとのことです。
移転経緯からも、大島三丁目町会との深いかかわりあいが見て取れます。

さらに、こここから徒歩5分程度の場所にあるのが「亀出神社」です。
こちらも亀戸香取神社の兼務社です。

(亀出神社)

(鳥居)

(鳥居)

(拝殿)

(境内社の草分稲荷神社)

(亀出子育地蔵尊)

(お地蔵様)




























































































































亀出神社は、亀出稲荷神社と愛宕神社が合祀されたものです。
亀出稲荷神社は、江戸幕府5代将軍徳川綱吉の時代(17世紀末から18世紀初)に、
松平定儀が別邸を築くに際して鬼門除として創祀したと言われる神社です。
一方の愛宕神社は、1672年 (寛文12年) に亀戸出村にあった
霊巌寺領の鎮守として創建したと言われております。

こちらは比較的広い神社で、お祭りの時など非常に賑やかです。
亀戸香取神社の例大祭の際、神輿渡御の出発地点となることでも有名です。

西大島近辺はURの大型団地を中心としたごく普通の住宅街ではありますが、
要所要所に古い遺構なども存在します。
また、インド料理屋が多いのも特徴でしょうか?
ちょい散歩には面白い町ですね。

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