2017年9月4日月曜日

大丸ゆかりの繁栄稲荷神社へ

江東区木場と言えば、文字通り木場 (=貯木場) として栄えた場所です。
現在、区民の憩いの場となっている広大な木場公園は、
かつては貯木場として使われた土地が埋め立てられたものが中心です。

(木場駅前 - 下木場欅一枚板看板)



















そんな木場ですが、今では住宅街とオフィス街が混在するエリア。
往時の面影も少なくっていますが、東京メトロ木場駅近くにある
木場親水公園は江戸情緒を再現した公園となっています。
(高速道路の高架下ということもあり、あまり情緒はないかもしれませんが。。。)

(木場親水公園)

(筏を操る川並の像)





































この木場親水公園に隣接する場所にあるのが、こちらの繁栄稲荷神社となります。
こちらの神社ですが、お隣は株式会社大丸松坂屋百貨店本社となり、
大丸にご縁の深い神社であることがわかります。

(繁栄稲荷神社)

(株式会社大丸松坂屋百貨店本社)





































繁栄稲荷神社本殿は江東区指定有形文化財(建造物)に指定されていることから、
江東区教育委員会の詳細な説明がありますが、それによりますと、
創建は、呉服商大丸屋(現大丸)の祖である下村彦右衛門が宝暦7年(1757)に
深川木場の別邸に伏見稲荷から分霊して祀ったことによるとのこと。
その後、明治44年(1911)に鉄道王・根津嘉一郎の青山邸(現根津美術館)に移され、
嘉栄稲荷となりましたが、昭和36年(1961)に大丸に返譲され当地へ。

本殿の建築年代は19世紀中頃とのことで、
なるほど、近くからみると古い建物であることがよくわかります。

(繁栄稲荷神社本殿)

(神額)

(古そうな天水桶 - 手前は錆びたカエルのようです)

(石狐)








































































歴史的にも商売繁盛にご利益がありそうなこちらの神社。
木場近辺に来た際には必見のスポットと言えますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿