一旦街へ足を踏み入れれば、中世の面影を残す町並はどこか暖かです。
何も考えずに街を散策するというのもこの町の楽しみ方の一つですが、
要所要所に観光スポットが点在しています。
今回は自分が実際に良かった観光スポットをご紹介します。
① ドゥオーモ
イタリアゴシック建築を語る上で外せない重要な建築物です。
白黒の大理石が美しく、この規模の街にこれだけのものが!!
と圧巻されますね。
私は20年前にこの大聖堂だけ見に来ましたが、
それだけの価値はあると共に、
それだけではやっぱりもったいなかったなあ~という感じです。
(Orvieto Duomo - オルビエート大聖堂) |
(大聖堂内部) |
また、シニョレッリの名作「最後の審判」や「善人と悪人の識別」
といったフレスコ画をを有するサン・ブリツィオ礼拝堂も必見です。
(フレスコ画は必見) |
② サン・パトリツィオの井戸
ケーブルカー乗場すぐ近くにある古い井戸です。
1527年にローマ法王クレメンス7世によって工事がスタートしました。
一般的な井戸のイメージとは異なり巨大なものです。
井戸脇のらせん階段は上りと下りが別ルートになっているのがユニークです。
(Pozzo di San Patrizio 入口) |
(巨大な井戸は一見の価値あり) |
ただし、深さ62mの井戸脇の階段を下まで降りて
また戻るのはちょっとしんどかったです。
体力のない方は注意と覚悟が少々必要です。
③ カーヴァの井戸
井戸としては小規模ながらも、実際の生活の中に溶け込んでいる雰囲気が良いです。
御覧のように普通の民家が入口となっており、
内部にはかつてのオルビエートの生活を物語る展示もあります。
(Pozzo della Cava 入口) |
(グリーンが映えるカーヴァの井戸) |
(展示品も必見) |
④ モーロの塔
高い建物の少ないオルビエートですので、
こちらの塔上からの眺めは貴重かつ絶景です。
(Torre del Moro) |
(塔上からの眺め) |
途中まではエレベーターで行けますが、
最終的には階段でそれなりの距離を歩きます。
ちょっと疲れました。。。
⑤ Orvieto Underground
文字通り、オルビエートの地下を観光するツアーです。
1時間弱のツアーで、オルビエートの地下をガイドさんと回ります。
中世の街並とは違った地下都市オルビエートを堪能できました。
時間があればお勧めです。
パンフレットには11時、12時15分、16時、17時と4回とありますが、
こちらのガイドはイタリア語オンリー。
これに加えてシーズン中は英語のガイドツアーが何回か加わるとのこと。
いずれにしましても、事前にドゥオーモ前の観光案内所で予約が必要です。
(Orvieto Undergroundはここからスタート) |
(内部の様子) |
(まさにオルビエートの地下) |
オルビエートの駅からケーブルカーに乗って街へ行く場合、
② → ① → ④ → ③ の順番で周れば、
オルビエートの街を効率的に散策できるかな?と思います。
時間があれば⑤も是非!
③で時間がなくなったら、近くのバス停から駅に直接行くこともできます。
まあ、オルビエートのような街はのんびりと散策するのがお勧めですので、
できれば1泊はした方が良いかな~というのが率直な感想です。
(オルビエートの裏道) |
(夜のオルビエート - 幻想的な街並です) |
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