入場料は€9.50ですが、私はカンパニア・アルテカード(Arte Card)の
州内全域3日2か所券(Tutta la Regione 3 giorni)を持っており、
すでに2か所訪問しているため、半額の€4.75でした。
パエストゥム遺跡は広大な範囲に渡っていますが、
主要な見所は3つの神殿であり、この間の距離はそれ程でもありません。
紀元前5世紀半ば頃に神殿建築が行われた当時からのものとのことです。
しかし、よくこれだけのものが現存しているものです。
(バジリカ - パエストゥムでは最古の神殿) |
そしてお隣のネプチューン神殿 (Tempio di Nettuno)へ。
こちらが最も巨大で保存状態が良いものです。
遠くからみる姿だけでも圧巻なのですが、
近くに行ってみると柱の巨大さに目を惹かれます。
(保存状態の最も良いネプチューン神殿) |
(神殿内部) |
最後にこちらからは少々離れているケレス神殿 (Tempio di Cerere)。
少々小ぶりではありますが、威風堂々とした美しい佇まいは
素晴らしいものがあります。
(ケレス神殿) |
遺跡見学を終えたらパエストゥム国立考古学博物館へ向かいます。
入場券は遺跡と共通です。
こちらの博物館ですが、比較的小規模ながらも見所は多いです。
中でも貴重なのは ダイバーの墓 (Tomba del tuffatore)です。
こちらの墓の蓋の内面には波に飛び込む男性が描かれており、
当時の思想・哲学・死生観を知る上での貴重な資料でもあります。
ここだけは展示も別格扱いです。
(ダイバーの墓) |
それ以外にも、壷やフレスコ画など貴重な資料が多いです。
必見の博物館と言えますね。
(壷類) |
(保存状態も良いです) |
しかし、これほどの美しい姿の残る神殿が3つもあり、
博物館の展示が充実しているわりには観光客は少なめ。
こちらとしては、ゆっくり&じっくり観光できるのでありがたいですが、
なんかちょっともったいない感じです。
ちなみに、3つの神殿は遠くから眺めるだけなら、
柵の外からでも普通に見れますので無料です。
しかし、博物館も貴重ですし、神殿を近くから見ると迫力が違います。
なので、タダ見はもちろんお勧めは致しません!
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