2018年11月4日日曜日

イタリア旅行 ㊾ 世界遺産・パエストゥム遺跡へ

さあ、いよいよパエストゥムの遺跡へ突撃致します。
入場料は€9.50ですが、私はカンパニア・アルテカード(Arte Card)の
州内全域3日2か所券(Tutta la Regione 3 giorni)を持っており、
すでに2か所訪問しているため、半額の€4.75でした。

パエストゥム遺跡は広大な範囲に渡っていますが、
主要な見所は3つの神殿であり、この間の距離はそれ程でもありません。

まずは、最も古い神殿であるバジリカ (Basilica) へ向かいます。
紀元前5世紀半ば頃に神殿建築が行われた当時からのものとのことです。
しかし、よくこれだけのものが現存しているものです。

(バジリカ - パエストゥムでは最古の神殿)


















そしてお隣のネプチューン神殿 (Tempio di Nettuno)へ。
こちらが最も巨大で保存状態が良いものです。
遠くからみる姿だけでも圧巻なのですが、
近くに行ってみると柱の巨大さに目を惹かれます。

(保存状態の最も良いネプチューン神殿)

(神殿内部)

































最後にこちらからは少々離れているケレス神殿 (Tempio di Cerere)。
少々小ぶりではありますが、威風堂々とした美しい佇まいは
素晴らしいものがあります。

(ケレス神殿)


















遺跡見学を終えたらパエストゥム国立考古学博物館へ向かいます。
入場券は遺跡と共通です。

こちらの博物館ですが、比較的小規模ながらも見所は多いです。
中でも貴重なのは ダイバーの墓 (Tomba del tuffatore)です。
こちらの墓の蓋の内面には波に飛び込む男性が描かれており、
当時の思想・哲学・死生観を知る上での貴重な資料でもあります。
ここだけは展示も別格扱いです。

(ダイバーの墓)

















それ以外にも、壷やフレスコ画など貴重な資料が多いです。
必見の博物館と言えますね。

(壷類)

(保存状態も良いです)

































しかし、これほどの美しい姿の残る神殿が3つもあり、
博物館の展示が充実しているわりには観光客は少なめ。
こちらとしては、ゆっくり&じっくり観光できるのでありがたいですが、
なんかちょっともったいない感じです。

ちなみに、3つの神殿は遠くから眺めるだけなら、
柵の外からでも普通に見れますので無料です。
しかし、博物館も貴重ですし、神殿を近くから見ると迫力が違います。
なので、タダ見はもちろんお勧めは致しません!

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