2017年10月11日水曜日

御徒町から浅草橋へ ④ ~ 鳥越神社から須賀神社へ ~

続いては、今回の訪問先の神社の中では一番メジャーと思われる、
「鳥越神社」へと向かいます。

(鳥越神社)




















鳥越神社の例大祭として毎年6月の中頃に行われる鳥越祭りでの、
東京都内最大級の4㌧の重量があるといわれる千貫神輿の勇壮な姿が有名ですね。

鳥越神社の創建は651年 (白雉2年)と古く、
日本武尊を祀って白鳥神社と称したことからに始まるとされています。
前九年の役 (1051年 (永承6年) - 1062年 (康平5年) )のおり、
源義家がこの地を訪れ、名も知らぬ鳥が越えるのを見て、
浅瀬を知り、大川(隅田川)を渡ったということから
鳥越大明神と名付けたとされています。

鳥越神社境内は非常にきれいに整備されています。
それでいて、都心の神社にありがちなちょっと窮屈な雰囲気はありません。
身が引き締まる思いを感じながら参拝をし、次の目的地へと向かいます。

(鳥越神社 - 拝殿)

(神額)

(手水舎)

(境内社 - 福寿神社)

(境内社 - 志志岐神社)

(鳥越神社の裏手の通りはその名も"鳥越明神通り")










































































































鳥越神社まで来れば、浅草橋駅は徒歩10分圏内です。
続いて、浅草橋駅近辺の神社を巡ることに致します。

まずは、浅草橋駅からすぐの場所にある「銀杏岡八幡神社」へ参拝します。
こちらは商店街の真中にある神社という雰囲気ですが、
境内に入ると大きな銀杏が生い茂り、雰囲気は一変するという感じです。

(銀杏岡八幡神社)




















こちらの神社も源氏ゆかりの神社です。
源頼家・義家父子が奥州征伐 (1189年 (文治5年)) に向かう途中、
川上より流れてきた銀杏の枝を立てて戦勝を祈願、
義家が奥州閉廷後に再び当地を訪れれると、
この銀杏が大きく繁茂しており、神恩に感謝して
八幡宮を勧請したのがことから歴史が始まりました。

(銀杏岡八幡神社 - 拝殿)

(境内社 - 此葉稲荷神社)

(参道)






















































参拝後は再び雑踏に戻り、少し人通りが少なくなったかな?
という場所まで歩くと、ひっそりと佇むのが「加賀美久米森稲荷神社」がございます。
現在では鳥越神社の境外末社とのことですが、歴史は古く、
元々は、江戸初期、当地に居を構えていた猿曳の加賀美太夫と粂太夫の邸内に
それぞれ祀られた稲荷社であるとのことです。

(加賀美久米森稲荷神社)



















神社の建物自体は新しいものですが、歴史を物語る石柱があります。
天保五年 (1834年) と辛うじて読めますが、再建年代でしょうか?

(古い石柱)



















続いて江戸通りに戻り、最後の訪問先である「浅草橋須賀神社」へと向かいます。
須賀神社は、601年 (推古天皇九年)に武蔵国豊島郡で疫病が流行した時、
郷人等が牛頭天王に病難平癒を祈願したところ病気がおさまり、
その後、牛頭天王の祠を建てたことが始まりと言われております。

(浅草橋 須賀神社)



















戦災で被害を受けたため、現在の社殿は1961年 (昭和36年)
に完成したものとのことです。

すぐ目の前は幹線道路が通り、歩道を行きかう人も多いので、
ちょっと落ち着かない雰囲気にはなりますが、
拝殿は趣がありますね。

台東区は神社が多いので、今後も何回かに分けて、
訪問したいと思います。

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