2017年10月16日月曜日

芦花公園から桜上水へ ④ ~ 八幡山八幡社から勝利八幡神社へ ~

続いて「八幡山八幡社」へ向かいます。
そもそも八幡山という地名はこの神社に由来致します。
旧八幡山村の鎮守の古い神社ではありますが、創建年代は不詳です。
東覚院薬王寺(世田谷区千歳台)が別当寺だったことから、薬王寺と同年代と推測され、
この説が正しければ、1288年頃の創建となります。

(八幡山八幡社)

(八幡社御由緒)

(手水舎)

(拝殿)

(境内の様子 - 広々とした空間が広がります)
















































































八幡社は公園やグランドなどが多い住宅街に位置するため、
祭日ということもあり、独特ののんびりとした雰囲気が漂います。

そんな閑静な住宅街を歩きつつ、続いて「勝利八幡神社」へと歩を進めます。
途中、ポツンとお地蔵様が立っていらっしゃいます。
残念ながら、石碑などかなり傷んだ状態ではありますが、
このまま街をずっと見守って頂きたいと願います。

(空地にポツンと佇むお地蔵様)

(近くで見たところ)

(石碑は判読困難な状況)

















































勝利八幡神社へ行く前に、密蔵院へ寄ることに致します。
玉川八十八ヶ所霊場45番札所です。
真言宗豊山派寺院の寺院である密蔵院は、詳しくは幽谿山密蔵院観音寺と称します。
こちらは、これから参拝する勝利八幡神社の別当寺であった寺院でもあります。

(密蔵院山門)

(密蔵院本堂)

(石像群)

















































さて、いよいよ最終目的地である勝利八幡神社です。
勝利八幡神社の名前の由来ですが、日露戦争へ出征するにあたり、
勝利を祈願した氏子が無事帰ったことから、
勝利八幡神社と呼ばれるようになったとのことです。

とはいうものの、こちらの神社の歴史は古く、1026年(万寿3年)、
石清水八幡宮(京都府八幡市八幡高坊30) を勧請し創建されました。
旧上北沢村の鎮守でもあります。

(勝利八幡神社 - 鳥居)

(手水舎)

(拝殿)

(境内社 - 天祖神社)

(境内社 - 稲荷神社)
















































































神社のお隣は児童公園で、子供の遊ぶ声が聞こえます。
神社の敷地がちょっと尖ったような場所にあるのですが、
それが却って神社に奥行きを与えているようで雰囲気があります。

これにて世田谷区八幡山近辺の神社巡りは終了です。
天気に恵まれたこともありますが、世田谷区は緑が多く、
散策していて楽しい街ですね。
ただし、道路が狭いわりに交通量が多いエリアもありますので、
車には注意ですね。

帰りは桜上水駅から京王線に乗ることに致します。

(京王線桜上水駅)

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