浅草線の駅名は東日本橋駅となります。
乗換の際には一旦改札を出る必要があり、3分程度歩く必要があります。
切符の場合でしたら時間制限はありませんが、
ICカードの場合は30分以内に乗り換える必要があります。
さて、今回の旅はそんな30分以内で東日本橋駅周辺の観光を行う!
というテーマでレポート致します。
東日本橋駅と言えば、問屋街の真中ですが、最近はお洒落な店も増えています。
とはいうものの、ショッピングや食事では30分程度ではちょっと厳しいですね。
そんなわけで、東日本橋屈指の観光スポットである、
「薬研堀不動院」へと向かうことに致します。
薬研堀不動尊へは東日本橋駅のB3出口から向かうと便利です。
都営浅草線の西馬込・京浜急行線方面の改札を出てすぐの出口です。
(東日本橋駅・馬喰横山駅 B3出口) |
都心だけあり、一般的な問屋街のイメージとは異なり、
ビルが並ぶの整然とした風景が続きます。
そんな中、幟がたくさん並ぶそれらしき通りを歩くと2分程度で到着です。
(やげん堀の文字が見えます) |
(レトロなビルを右折します) |
薬研堀(やげんぼり)は、かつてこの地に存在した運河であり、
また、1971年に東日本橋に住居表示が変わるまでは、
「中央区日本橋薬研堀町」という住所が存在しました。
そんな地に建つ、薬研堀不動院ですが、歴史は古く、
1585年 (天正13年) の豊臣秀吉による根来攻めに際して、
根来寺の大印僧都が不動尊像を葛篭に納めてそれを背負い、
東国へ逃れ当地に創建したのが始まりです。
その後、1892年 (明治25年) に川崎大師の東京別院となりました。
また、目黒、目白と並び江戸三大不動としても有名ですね。
これが薬研堀不動院です。
思ったより、近代的な建物ですね。
重厚な雰囲気が漂います。
入口付近には、当地で有名な「やげん堀 七味唐辛子本舗」と
カゴメ株式会社からの奉納品が目に入ります。
(薬研堀不動院) |
(奉納 カゴメ&七味唐辛子本舗) |
こちらを訪れる際に忘れてはならないのが、
2つの「発祥の地」の石碑です。
最初は「順天堂発祥之地」の石碑です。
順天堂の歴史は、佐藤泰然が1838年 (天保9年)に、
当地に蘭方医学塾「和田塾」を創設することからスタートしています。
(順天堂発祥之地) |
また、こちらには「講談発祥記念之碑」もございます。
元禄時代に、赤松清左衛門 (名和清左衛門) が、浅草見附辺の町辻で
太平記を講じたのが 江戸講釈の発祥となったとのことです。
(講談発祥記念之碑) |
こちらの石碑ですが、階段の横を入ってすぐの場所にあります。
詳しくは入口付近に地図がありますので、ご参照下さい。
(薬研堀不動院 境内案内図) |
さて、こちらの薬研堀不動院のちょうど後ろに位置する
「矢之庫稲荷神社」にも参拝することに致します。
縁起については、看板があり詳細が記載されていますが、
ちょっとわかりにくいので、自分なりにまとめてみました。
当地の隣接地は元々「谷野」と言われており、
幕府が米蔵を建て谷野蔵・矢之倉と称されており、
御蔵の鎮神として三社を合祀した三社稲荷神社が祀られていました。
御蔵を鉄砲洲に移転した際、三社稲荷も遷座しましたが、
地元住民が三社稲荷を惜しみ、新左衛門稲荷、福富稲荷が当地の初音森神社に
遷座合祀して谷野蔵稲荷が残りました。
後に、矢之庫稲荷と名称へ改め当地に鎮座したと言われております。
(矢之庫稲荷神社 - 遠景) |
(矢之庫稲荷神社) |
(縁起) |
流石に日本橋近辺ということで、歴史あるスポットが随所にありますね。
近隣の駅近にも観光スポットはあります。
新宿線から浅草線に乗り換える要件があり、
ちょっと時間のあれば、寄ってみてはいかがでしょうか?
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