2012年5月10日木曜日

1マイルはいくらか?

1マイルはいくら? ~ ANAマイルの価値検証 ~
 日々マイルを貯めることに精進している私ですが、
いったい1マイルの価値はいくらか?マイルは何に交換したら得なのか?
ということを検証して見たいと思います。

(1) ポイントへ交換

 ANAマイレージクラブの魅力の一つが交換できる特典の多さです。
ANAマイレージカードといえばEdy付であり、マイレージもEdyへ交換可能です。
その場合の交換レートは

∴ 10,000マイル = 10,000円分のEdy

となっています。

従って、ポイント交換は1マイル=1円となります。
これを尺度に何が得かを見ていきたいと思います。
 なお、ポイント交換はEdyだけでなく、Tポイント、PiTaPa
セブンカード/アイワイカード、Tokyo Metro To Me CARD
タカシマヤカード、ヤマダポイント、楽天スーパーポイント、
Suicaポイント、ICい~カード電子マネー、
京成カード(京成グループポイント)、
福岡市地下鉄「はやかけんポイント」、ソニーポイント、
マツモトキヨシ現金ポイント、名鉄manacaポイントサービス
「たまルン」ポイント、カエトクカード、
JRタワースクエアポイントへの交換が可能です。

また、20,000マイルまでの交換は上記レートですが、
30,000マイル以上は換金率が半額となるので注意が必要です。

(2) ANAご利用券(eクーポン)

ANAご利用券(eクーポン)はANAホームページで航空券や
旅行商品の支払に利用できる電子クーポンです。
10円単位(1eクーポン=1円分相当)で利用できます。

交換レートは

∴ 12,000マイル = 15,000円分のeクーポン

となっています。
 

従って、1マイル = 1.25となります。
Edyに交換するより単価ベースではこちらのお得です。

利用については、以下のポイントに注意する必要があります。

・店頭および電話では取扱いしていない
 ・ANAご利用券(eクーポン)」で支払った金額分は、
 現金による払い戻し、ANAご利用券(eクーポン)の返却、
 マイル口座への返却、どれもできません。
 ⇒ eクーポン最大のディメリットがこれ!
 急用などで旅行がキャンセルになった場合、結局丸無駄になってしまいます。
 絶対に予定が変更にならない場合のみ有効です。


eクーポン利用で航空券購入の場合>

  マイレージ特典と比較する為に、30,000マイルを37,500円分のeクーポンに交換(実際は12,000マイル単位でしか交換できませんが、比較計算上便宜的に効いたします。)し残りの25,280円をキャッシュで支払うと仮定します。

(3)航空券へ交換

  航空券といってもいろいろな種類がありますが、ここでの目的は
1マイルの価値の判定を行うことなので、基本的には普通に購入するであろう
チケットと比較してみたいと思います。
(ノーマルのエコノミー航空券など絶対に買いませんよね!)

 国内線は羽田・沖縄線、国際線は成田・フランクフルト線を
例にとって比較してみます。

[沖縄便 (特割C)]

<行き>
613日:NH127便 東京(羽田) ⇒ 沖縄 (午前便)

<帰り>
616日:NH136便 沖縄 ⇒ 東京(羽田) (午後便)

 金: 34,070円 × 2 = 68,140

 必要マイル: 18,000マイル

   1マイル = 3.79

[フランクフルト便]

<行き>
613日:NH209便 東京(成田) ⇒ フランクフルト

<帰り>
616日:NH210便 フランクフルト ⇒ 東京(成田)

「エコノミークラス」

 エコ割7:217,400 + 58,410円(サーチャージ・TAX

 必要マイル:55,000マイル

 ∴1マイル = 3.95

「ビジネスクラス」

 ビジ割14620,000 + 58,410円(サーチャージ・TAX

 必要マイル:70,000マイル

 ∴1マイル = 8.86

「ファーストクラス」

 ファーストクラス普通運賃:2,723,900 + 58,410円(サーチャージ・TAX

 必要マイル120,000マイル

 ∴1マイル = 22.70

  上記のような少ない例で1マイルいくらかを判断するのはいささか
乱暴だとは思いますが、以下のことが言えるのではないでしょうか?

  マイルを航空券かEdyなどのポイントに変えるのとをどちらが得かといえば、
 断然、航空券であり、3倍以上の価値があるといえる(エコノミー)

  更に、金銭換算した場合、得なのはビジネスクラス。
単価比較でも倍以上の違いがあるが、単純な金額計算では更にさが出ます。
東京 ⇒ フランクフルトの場合、エコノミーとビジネスクラスの
特典航空券の必要マイル差はたったの15,000マイルだが、
料金の差は402,600円にもなる

  さらに、ファーストクラスでは、新入社員の年間給与くらいの金額がかかり、
一般庶民は一生縁のない話と思うが、120,000マイルを貯めるのは
全く無理だというわけではない。

∴ 従って、マイルを貯めての旅行はビジネスクラス以上を狙うのが最もお得
 

ということになるかと思います。


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