これは、
「都営地下鉄、都バス(多摩地域を含む。)、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーに加えて、東京メトロ(全線)、JR線(都区内に限る。)を1日に限り何回でも乗車できる」という優れものです。料金は大人1,580円となっています。
上記切符は、下記の3種類の切符を足したものと考えられます。
・都営まるごときっぷ (700円)
都営地下鉄、都バス(多摩地域を含む。)、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーを
1日に限り何回でもご乗車できる
・JR東日本・都区内パス (730円)
東京23区内の普通列車(快速含む)の普通車自由席が乗り降り自由のきっぷ
・東京メトロ一日乗車券 (710円)
東京メトロ線全線が乗り降り自由な乗車券
上記を3つ単純に足すと2,140円となり、この3つを別々に買うよりはお得ですので、
東京観光を丸一日エンジョイする人には便利かと思います。
しかしながら、東京フリーキップが本当に得かは慎重に検討する必要があります。
その理由は下記の通りです。
(1) 東京メトロ一日乗車券を軸に活用した方が得では?
いわゆる東京都内の主要な観光名所の多くは、東京メトロ駅から
徒歩圏内にあると思います。従って、例えば、東京メトロ一日乗車券710円を
軸に観光し、ちょっと駅から遠いところを都バスで移動(往復で400円)
しただけなら、1,110円ですみます。これにJRを1往復加えても、
300円くらいでしょうから1,410円です。
1,580円分を1日で移動するのはなかなか難しいと思います。
(2) そもそも都区内区間フリーで1,580円は高い?
都バスは1回乗車で200円、地下鉄もJRも都区内ならば、
190円でかなりの移動が可能です。仮に1回当り移動単価が平均200円と
仮定すると8回移動しないと元が取れない。
この点を考慮すると都区内フリーきっぷで元を取るのは困難です。(結論)
・数箇所ある目的地の最寄駅もしくは最寄バス停が、JR,東京メトロ、
都営地下鉄、都バス等に分かれており、目的地の数が多い場合のみ、
東京フリーきっぷは有効。
それ以外の場合、東京メトロ一日乗車券を軸に旅程を組んだ方がよいと思われる。
回る予定の場所が山手線上に集中している場合は、
JR東日本・都区内パスベースがよいかもしれません。
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