2017年6月23日金曜日

板橋区観光 ② ~ 板橋区立郷土資料館 & 板橋区立美術館へ ~

赤塚氷川神社を後にして、向かうのは「板橋区立郷土資料館」です。
こちらの資料館ですが、充実の展示にも拘わらず入場は無料!
板橋区は太っ腹ですね~。

(板橋区立郷土資料館)

















まずは、常設展示を見学させて頂きます。
この手の資料館でよく見られる、石器時代から中世、
そして戦中戦後へと言った展示形式です。

個人的には戦中戦後の資料展示が興味深かったです。
戦中の板橋での暮らしがコンパクトにまとまっています。

(展示はコンパクトながら見ごたえあり!)


















続いて特別展「Yes Nohgu! ~農具、それは一本の棒から始まった~」
へと2階へ向かいますが、階段下には、さりげなく庚申塔が展示されています。
庚申塔(= 庚申塚)は、中国より伝来した道教に由来する「庚申信仰」
に基づいて建てられた石塔で、関東エリアでは今でもよく見ることができます。
と言っても、明治移行撤去が進み、残念ながら数は激減しております。
こういった形で保存されるのは意義深いかと思います。
 庚申塔については、当ブログでも、都電荒川線の庚申塚府中の庚申塚
で取り上げておりますが、街歩きで見つけた庚申塔については、
今後は細かく取り上げていきたいと思います。

こちらの庚申塔はなかなか立派な造りで、庚申塔定番の
「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿が下部に見られますね。
ちょっと階段下でせせこましいのが残念ですが。。。

(庚申塔も展示されています)


















 さて、特別展へと向かいます。
平成29年4月22日(土)~6月18日(日)に開催されたこの展示ですが、
かなり大きな農具も展示されており、個人的には見たこともない
農具があり興味深かったです。

 そして何と言っても、勉強になったのは「田遊び」で実際に使われたものが
展示されているコーナーです。
赤塚氷川神社やこの後参拝する赤塚諏訪神社で有名な田遊びの現物が見れたのは
非常に良かったですね。

(大型の農具も展示されています)

(田遊びの道具)

(こちも田遊び関連)

















































続いては、再び1階に降りて、旧田中家住宅へと向かいます。
こちらは、江戸時代後期に建てられたと推定される古民家です。
関東地方民家の特徴である「田の字型」の形式です。
保存状態も極めて良好で、どこか懐かしさを感じさせる建物ですね。

(旧田中家住宅)

(旧田中家住宅内部 - 畳が懐かしい)

(こちらには囲炉裏が)

(台所)

(納屋)

(井戸)































































































板橋区立郷土資料館を後にして、続いて向かうのは「板橋区立美術館」です。
この日は、「館蔵品展 絵画は告発する 特別展示 板橋の日本画」
が行われていました。
こちらの美術館「館蔵品展」については無料でみることができます。
無料ながらも、日本画では佐藤太清や平山郁夫、
館蔵品展では池袋モンパルナス界隈に集った画家の作品があり、
見ごたえがありました。
 (写真撮影は禁止なので、写真はありません。)

(板橋区立美術館)

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