2018年4月2日月曜日

浦安散歩 ⑤ 清龍神社へ

旧宇田川家住宅から歩を進め、しばらくすると「清龍神社」へと出ます。
清龍神社は1196年 (建久7年) 創建と伝えられる歴史ある神社です。
御祭神は大綿津見神 (おおわたつみのかみ)と言うことで、
海路安全・漁業繁栄等海事関連全般に特にご利益があると言われる、
まさに浦安の発展とともにあると言えますね。

(清龍神社)














(清龍神社 - 手水舎)

(清龍神社 - 拝殿)









































境内はそれほど広いわけではありませんが、
見るべきところが多いです。

まずは浦安市有形文化財にも指定されている本殿です。
1855年(安政2年)に再建されたというこちらの本殿ですが、
龍・浦島太郎・竜宮城・千鳥の彫刻が施されており必見、
実に見事です。

(清龍神社 - 本殿)

(本殿の見事な彫刻は必見です)





































こちらには富士塚もございます。
1922年(大正11年)に作られたという富士塚ですが、
こちらも残念ながら登ることができません。
富士講も現在は見られないというこでちょっと残念ですね。

(浅間神社と富士塚)

(富士塚)





































変わった見所と言えば、境内にある「堀江水準標石」でしょう。

(堀江水準標石のある一角)

(右側が堀江水準標石)





































現在でも河川の水位表記として使われており「Y.P.」という表記ですが、
歴史はこちらから始まっています。
案内板の文章を以下引用致します。

この水準標石は、江戸川や利根川の水位の基準点として設置されたものです。
明治政府は、明治5年 (1872年)オランダから水工技師団を招きました。
そのうちの一人、リンド (I.A.Lindo:1848年~1941年) が
河川計画作成のための第一歩として、この地から水準測量を始め、
「堀江水準標石」を設置しました。
リンドは、測量の結果、この標石の頂点の高さを基準として
江戸川河口の水位ゼロ点の高さをY.P. (Yedogawa Peil:江戸川工事用基準面)
としました。Y.P.は、130年以上経った現在も両河川の水位の基準となっています。
Y.P.は、現在の標高の基準となっている東京湾中等潮位T.P.より
0.8402m低くなっています。
堀江水準標石は、歴史的土木建造物として、
歴史的・学術的に価値が高いとの判断から、
平成19年(2007年)11月18日(社)土木学会より
選奨土木遺産として認定されました。

平成20年(2008年)1月 

江戸川はYedogawa何ですね?
ちょっと面白いです。

清龍神社は浦安駅からも近く、この日も地元の方の参拝する姿を多く見かけました。
境内がとても奇麗に掃き清められているのが印象的でした。

ここから寄り道をしながら、浦安へ戻ることに致します。

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