清龍神社は1196年 (建久7年) 創建と伝えられる歴史ある神社です。
御祭神は大綿津見神 (おおわたつみのかみ)と言うことで、
海路安全・漁業繁栄等海事関連全般に特にご利益があると言われる、
まさに浦安の発展とともにあると言えますね。
(清龍神社) |
(清龍神社 - 手水舎) |
(清龍神社 - 拝殿) |
境内はそれほど広いわけではありませんが、
見るべきところが多いです。
まずは浦安市有形文化財にも指定されている本殿です。
1855年(安政2年)に再建されたというこちらの本殿ですが、
龍・浦島太郎・竜宮城・千鳥の彫刻が施されており必見、
実に見事です。
(清龍神社 - 本殿) |
(本殿の見事な彫刻は必見です) |
こちらには富士塚もございます。
1922年(大正11年)に作られたという富士塚ですが、
こちらも残念ながら登ることができません。
富士講も現在は見られないというこでちょっと残念ですね。
(浅間神社と富士塚) |
(富士塚) |
変わった見所と言えば、境内にある「堀江水準標石」でしょう。
(堀江水準標石のある一角) |
(右側が堀江水準標石) |
現在でも河川の水位表記として使われており「Y.P.」という表記ですが、
歴史はこちらから始まっています。
案内板の文章を以下引用致します。
この水準標石は、江戸川や利根川の水位の基準点として設置されたものです。
明治政府は、明治5年 (1872年)オランダから水工技師団を招きました。
そのうちの一人、リンド (I.A.Lindo:1848年~1941年) が
河川計画作成のための第一歩として、この地から水準測量を始め、
「堀江水準標石」を設置しました。
リンドは、測量の結果、この標石の頂点の高さを基準として
江戸川河口の水位ゼロ点の高さをY.P. (Yedogawa Peil:江戸川工事用基準面)
としました。Y.P.は、130年以上経った現在も両河川の水位の基準となっています。
Y.P.は、現在の標高の基準となっている東京湾中等潮位T.P.より
0.8402m低くなっています。
堀江水準標石は、歴史的土木建造物として、
歴史的・学術的に価値が高いとの判断から、
平成19年(2007年)11月18日(社)土木学会より
選奨土木遺産として認定されました。
平成20年(2008年)1月
江戸川はYedogawa何ですね?
ちょっと面白いです。
清龍神社は浦安駅からも近く、この日も地元の方の参拝する姿を多く見かけました。
境内がとても奇麗に掃き清められているのが印象的でした。
ここから寄り道をしながら、浦安へ戻ることに致します。
0 件のコメント:
コメントを投稿