2018年4月2日月曜日

浦安散歩 ⑥ 久助稲荷社へ

清龍神社境内から道路を挟んで鳥居が見えます。
こちらの鳥居は「久助稲荷社」のものです。

(久助稲荷社 - 全景)



















久助稲荷社は相模国小田原の大達寺境内に祀られている福徳稲荷の分身として、
1544年 (天文12年) に堀江村の大蓮寺創建と同時に残られた古い稲荷社です。
しかしその後残念ながら荒廃してしまったのですが、
復興に至るエピソードは中々良いものがあります。

芝増上寺の第39代法主である学譽冏鑑上人は大蓮寺におられたことがあります。
その時使えていた久助が大蓮寺の稲荷の復興を頼み、
上人はそれに応えて京都伏見稲荷から正一位の官位を受け、
それに建設費を添えて大蓮寺に送りました。
しかし、実は久助は20年前にすでに亡くなっていましたという話があって、
稲荷様の身代わりとなって現れた久助の志に深く感動した上人は、
その名を取って「久助稲荷」と名付けたとのことです。

(手水舎)

(久助稲荷社)




































今現在でも、毎年5月18日には大祭が開催されているとのことで、
若干鳥居や社殿が傷んでいる感じもありますが、
きちんと維持管理されている感じが伝わってきますね。

ちなみに浄土宗・大蓮寺はこちらです。
歴史あるお寺だけあり、落ち着いた雰囲気がありますね。

(光縁山 大蓮寺)

(本堂)

(水子地蔵)

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