「喜楽山教令院 慈眼寺」がございます。
瀬田玉川神社の旧別当寺ですが、1306年(徳治元年)に
法印定音が開山した古い寺院です。
当地には1533年(天文2年)に長崎四郎左衛門により移りました。
非常に立派な山門が印象的な寺院です。
(慈眼寺 - 山門) |
(慈眼寺 - 本堂) |
こちらの前を通ってすぐの場所にあるのが「笠付庚申塔」です。
世田谷区の町並には庚申塔が多く残っている印象があります。
こちらもきちんとお花が活けられていて、
大切にされているのが伝わってきますね。
(笠付庚申塔) |
そんな庚申塔の先を歩くこと数分、「瘡守稲荷神社」へ到着です。
瀬田玉川神社の飛地境内末社であるこちらの神社ですが、
詳しい創建年代は不明とのことです。
(瘡守稲荷神社 - 全景) |
「瘡(かさ)」とはかさぶたや梅毒を表す言葉ですので、
そういった病気から守る為に神社が造られたことは間違いなく、
背景には当地に遊郭があったことと無縁ではありません。
(瘡守稲荷神社 - 社殿) |
(狐の置物が多くあるのは病気祈願を祈ってとのこと) |
江戸時代には癒祈願のため遠方からも多くの人が訪れたとのことですが、
今は非常にひっそりとした神社となっています。
境内には可愛らしい乗り物がありますが、
遊んでいる子供はいませんでした。
(境内の遊具もちょっと寂しげです) |
一見、こちらの神社の境内だけタイムスリップしたかなの
ような雰囲気が漂います。
昔の面影を今に伝える神社と言ってもよいでしょうね。
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