2018年12月30日日曜日

イタリア旅行 87 ティボリの廃墟へ

今回のイタリア旅行で気が付いたことですが、
鉄道駅前の工場の多くが廃墟と化していることです。
かつては工場で栄えた街もすっかり寂しくなっている、
そんな光景がありました。
イタリアの失業率は高止まりしていますが、
その理由の一端はこういった風景にも現れているかと思います。

ティボリにも同じような光景が見られました。
まずはこちらの工場跡廃墟。
市内のSantuario di Ercole Vincitore 内にあります。
てっきり見学できるのかな?と思いましたが、
中には入れませんでした。

(Santuario di Ercole Vincitoreにある工場跡)

(線路跡もありかなりの規模の工場だったらしい)

































ここから少し離れた場所にも廃工場がありました。
一体運営されていたようにも見えますが詳細は不明です。

(更に郊外にある廃工場)

(屋根がすっかりと無くなっています)

































もう一つは、ローマからティボリへ電車に行く途中にも見えた廃工場です。
こちらはかなり大規模なものです。
煙突など残されたままですが、
敷地内の草はかなり成長している感じですので、
工場の操業を止めてからも随分と時間が経っているようです。

(本来は中庭だった部分に草が茂っています)

(煙突などは撤去されていない様子)

(窓ガラスが一部残る)
















































これだけの規模の工場が操業を止めたのだから、
地域経済への影響は相当あったでしょうね。

工場がバリバリに動いているときに来ていれば、
ティボリの印象も相当変わっていただろうと思います。

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