2018年12月26日水曜日

イタリア旅行 82 ティボリのヴィラ・デステへ

ティボリのB&Bで荷ほどきをした後は、ヴィラ・デステへ向かいます。
ティボリ観光のハイライトですね。

ヴィラ・デステ (ティヴォリのエステ家別荘, Villa d'Este) は、
1550年に枢機卿イッポリト・デステが作らせたイタリア庭園です。
設計は建築家のピーロ・リゴーリオによるもの。
高低差のある庭園は見事の一言!
他に類をみない美しい壮大な庭園と言えますね。

そんなヴィラ・デステ、まずはチケットを購入。
ガイドブック情報より値上がりしていて€10.00でした。
ちなみに、クレジットカードは使えませんでした。
イタリアのメジャー施設でカードが使えなかったのはここが初めてですね。

エントランスを入り建物を抜けると広大な庭園が広がります。
うーん、この光景もきれいですね。

(Villa d'Esteの庭園を見下ろす)


















まずは、楕円の噴水 (Fontana dell'Ovato)へ向かいます。
ヴィーナスの噴水の異名を持つ美しい噴水ですね。
絶好のフォトスポットだけあり、自撮り棒片手の中国人観光客が多かったです。

(楕円の噴水)

















続いて百の噴水(Cento Fontane) へ。
歩道沿いに並ぶ噴水はお見事という感じですが、
一つ一つの噴水がユニークでどことなくユーモラスですね。

(百の噴水)

(ビックリした猿?)

(個性豊かな動物たち)
















































百の噴水の先にはロメッタの噴水(Fontana di Rometta)があります。
古代ローマの街並みを再現したと言われる噴水は、
芸術的なセンスを感じさせるものですね。

(ロメッタの噴水)


















再び庭園の中央部付近へ戻るとドラゴンの噴水(Fontana dei Draghi)が!
当時のローマ法王のグレゴリオ13世へ捧げられたと言われる噴水で、
ドラゴンはこちらの法王の紋章です。
間欠泉を彷彿とさせる豪快な噴水です。

(ドラゴンの噴水)


















こちらの噴水の近くにはネットゥーノの噴水 (Fontana di Nettuno)があります。
こちらの噴水が噴水そのものとしてはゴージャスで印象的でした。
ダイナミックな滝と高く吹き上がる噴水!
これは圧巻ですね。

(ネットゥーノの噴水)


ネットゥーノの噴水の前にあるのがペスキエーレ - 養魚場 (Peschiere) です。
その名の通り、かつては淡水魚が飼われていたそうですね。
ネットゥーノの噴水とのコントラストは比類なき美しさです。
この辺りにこだわりを感じますね。

(ペスキエーレ)

















ここからは比較的おとなしめな噴水が続きます。
まずは、メタの噴水 (Fontana Rustiche dette Mete)です。
苔生す岩から流れ出る噴水は雰囲気的に日本庭園に通ずるものがあるかな?
エステ荘では異質の雰囲気がありますね。

(メタの噴水)


















そしてアルテミスまたは母なる神の噴水
(Fontana di Diana Efesia o Madre Natura) へ。
まさに"母なる神"という言葉がぴったりの噴水です。
まさに豊穣の神と呼ばれるにふさわしい装飾ですね。
こちらでは噴水より装飾がメインという感じです。

(アルテミスまたは母なる神の噴水)


















最後に向かうのはオルガンの噴水 (Fontana dell'Organo)です。
水圧でオルガンが奏でられるというバロック式建築の傑作ですが、
演奏は2時間おきなので注意が必要です。
建物自体は大変見事なものですが、オルガン演奏は少々微妙。
行くからには聞きたいところですが、
演奏がヴィラ・デステのハイライト!という感じでは正直ないような。。。

(オルガンの噴水)

















ヴィラ・デステの印象をまとめてみますと、
流石に世界遺産に登録されるだけの美しい庭園ですね。
細かいところは少々傷んでいる印象ですが、
それが月日を感じさせて良いものがあります。
庭園自体は思ったより広くないという感じですが、
それぞれの噴水はじっくりと余韻に浸ってみたいところです。
今回はティボリに宿泊したので心ゆくまで噴水を堪能できたという感じです。

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