2018年2月14日水曜日

横浜駅から黄金町駅へ ③ 日本近代水道最古の水道管 & 野毛山住宅亀甲積擁壁

ブッチャーズ☆グリル 横浜野毛本店を後にして動物園通りを歩きます。
野毛と言えば、飲食店と動物園が有名ですが、
それ以外にも地味に色々な見所があります。

(動物園通り)



















まずは野毛三丁目公園にある「日本近代水道最古の水道管」へ行きます。
地味でごく普通の公園内にオブジェ風の作品があるのですが、
こちらが元々は水道管だったというわけです。

(日本近代水道最古の水道管)

(ヘンリー・スペンサー・パーマー)

(碑の解説)

真中にある肖像はヘンリー・スペンサー・パーマー (Henry Spencer Palmer) です。
碑には、

明治20年(1887)、日本最初の近代水道がイギリス人パーマーの 指導により、
ここ横浜の地に誕生しました。相模川と道志川の合流点(現津久井町)に 水源を求め、
44km離れた野毛山貯水場に運ばれた水は、浄化され、 市内に給水されました。
当時の水道管を利用して造られた この記念碑は、パーマーを始め、
多くの先人たちの偉業を偲んで建立したものです。

とあります。

ちなみに、白いテープで隠されている部分を調べてみると
「この野毛坂の地下には、当時のイギリス製水道管が 埋設されていて、
今も働き続けています。」
とあったようです。
要するに、イギリス製水道管は今では撤去されたということでしょうね。
とは言え、明治期の水道管を100年以上も使っていたのですから大したものです。

続いては、こちらからすぐの場所にある「野毛山住宅亀甲積擁壁」に向かいます。
こちらは横浜市認定歴史建造物に指定されており、
1890(明治23)年~1893(明治26)年築造と推定されています。
碑には「旧平沼専蔵別邸石積擁壁及び煉瓦塀」とありますが、
平沼専蔵氏(1836年2月18日 ~ 1913年4月6日)は
明治期に生糸や米穀物商、銀行家として成功した横浜の豪商であるとともに、
衆議院議員、貴族院多額納税者議員としても知られる人物です。
今では瀟洒なマンションが建ち並び往時の面影は有りませんが、
相当広い建物だったことが偲ばれますね。

(野毛山通りから野毛山住宅亀甲積擁壁)

(近くで見ると城壁のような野毛山住宅亀甲積擁壁)

(横浜市によるプレート)






















































時間の関係で本日は動物園方面へは行かずに、
伊勢山皇大神宮へと歩を進めることに致します。

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