野毛と言えば、飲食店と動物園が有名ですが、
それ以外にも地味に色々な見所があります。
(動物園通り) |
まずは野毛三丁目公園にある「日本近代水道最古の水道管」へ行きます。
地味でごく普通の公園内にオブジェ風の作品があるのですが、
こちらが元々は水道管だったというわけです。
(日本近代水道最古の水道管) |
(ヘンリー・スペンサー・パーマー) |
(碑の解説) |
真中にある肖像はヘンリー・スペンサー・パーマー (Henry Spencer Palmer) です。
碑には、
明治20年(1887)、日本最初の近代水道がイギリス人パーマーの 指導により、
ここ横浜の地に誕生しました。相模川と道志川の合流点(現津久井町)に 水源を求め、
44km離れた野毛山貯水場に運ばれた水は、浄化され、 市内に給水されました。
当時の水道管を利用して造られた この記念碑は、パーマーを始め、
多くの先人たちの偉業を偲んで建立したものです。
とあります。
ちなみに、白いテープで隠されている部分を調べてみると
「この野毛坂の地下には、当時のイギリス製水道管が 埋設されていて、
今も働き続けています。」
とあったようです。
要するに、イギリス製水道管は今では撤去されたということでしょうね。
とは言え、明治期の水道管を100年以上も使っていたのですから大したものです。
続いては、こちらからすぐの場所にある「野毛山住宅亀甲積擁壁」に向かいます。
こちらは横浜市認定歴史建造物に指定されており、
1890(明治23)年~1893(明治26)年築造と推定されています。
碑には「旧平沼専蔵別邸石積擁壁及び煉瓦塀」とありますが、
平沼専蔵氏(1836年2月18日 ~ 1913年4月6日)は
明治期に生糸や米穀物商、銀行家として成功した横浜の豪商であるとともに、
衆議院議員、貴族院多額納税者議員としても知られる人物です。
今では瀟洒なマンションが建ち並び往時の面影は有りませんが、
相当広い建物だったことが偲ばれますね。
(野毛山通りから野毛山住宅亀甲積擁壁) |
(近くで見ると城壁のような野毛山住宅亀甲積擁壁) |
(横浜市によるプレート) |
時間の関係で本日は動物園方面へは行かずに、
伊勢山皇大神宮へと歩を進めることに致します。
0 件のコメント:
コメントを投稿