この辺りまで来ると駅周辺の雑踏から離れ、
閑静な住宅地という雰囲気になります。
(延喜式内 薭田神社) |
薭田神社(ひえたじんじゃ)は歴史ある神社で、
その御由緒は大田区教育委員会の
境内掲示により確認することができます。
大田区文化財
薭田神社
式内社と呼ばれる古い格式をもつ神社である。
平安時代(十世紀)に編纂された『延喜式』の神明帳に記載され、
また『三代実録』に貞観六年(八六四)「武蔵国従五位下蒲田神を以て並びに官社に列す」
とあるのが、この神社であろうといわれる。
社伝によれば、和銅二年(七〇九)僧行基が天照、八幡、春日の三神体を刻んで安置し、
鎌倉時代(十三世紀後半)に日蓮が村民の請いをいれて開眼したと伝えられる。
江戸時代(十七〜十九世紀後半)には隣接の栄林寺が別当であったが、
明治初年(十九世紀後半)の神仏分離により独立し、旧社格は郷社に定められた。
昭和四十九年二月二日指定
大田区教育委員会
こちらの説明書の横には鳥居についての説明もありますが、
こちらも大田区文化財に指定されており、
1800年(寛政12年)に寄進された古い鳥居であることがわかります。
(大田区文化財の掲示) |
参道の右手に境内社が並んでいますが、
境内も含めてとてもきれいに手入れされているのがわかります。
蒲田周辺で最も規模が大きかったと言われる神社だけあり、
古から地元の方から崇敬されているのが良くわかりますね。
非常に落ち着ける空間です。
(手水舎) |
(拝殿) |
(神額) |
(境内社 - 薬祖神社,稲荷神社,三十番神社) |
ちなみに、旧別当寺の日蓮宗寺院の栄林寺はすぐ近くにあります。
ちょうど庭木の剪定中だったので、こっそりと見させていただきました。
(長光山 栄林寺) |
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