スタートは京急蒲田駅です。
(京急蒲田駅) |
京急蒲田駅は羽田空港へ向かう空港線の始発駅。
そのわりに地味だった駅というイメージでしたが、
高架駅になってからはなかなかお洒落な駅になりましたね。
そんな京急蒲田駅には、
"Ota City Tourist Information Center/大田区観光情報センター"
があります。
こちらでは大田区のお菓子やお酒などのお土産も購入できるほか、
大田区内の観光資料も充実しています。
こちらで地図をゲットしていざ散策へ向かいます。
(大田区観光情報センター) |
最初の目的地は「南蒲田北野神社」です。
まずは京急蒲田駅にも近い吞川を夫婦橋から天神橋まで歩きます。
(夫婦橋) |
(吞川) |
夫婦橋付近はかつて海苔採取業者が生活していたエリアとのこと。
その一旦が川沿いにある大田区土木公園課の解説版からわかります。
旧夫婦橋と共同荷揚場跡
夫婦橋は、第一京浜国道(かつての東海道)が呑川を渡る場所に架かる橋です。
昔は橋のすぐ上流に堰があり、呑川の水を分けた小さな川
(農業用水として使用された六郷用水)が脇を流れていました。
呑川と用水に架かる二つの橋が並んでいたことから夫婦橋と呼ばれ、
江戸時代からその名が知られていました。
呑川河口付近は、かつて海苔採取業者が生活し、
てんま(ベガ)と呼ばれる舟が行き来していました。
水害対策のために新呑川ができた昭和14年、共同舟揚場がつくられたが、
その後付近の発展にともない種々の荷揚げにも利用されました。
その跡地が、この夫婦橋親水公園のある場所です。
平成12年2月
大田区土木部公園課
そんなエリアも今でも近所の方の寛ぐ公園となっています。
可愛らしい猫も遊んでいますね。
(夫婦橋親水公園) |
(公園の猫) |
こちらの天神橋の袂にあるのが「南蒲田北野神社」です。
(天神橋) |
(北野神社) |
南蒲田北野神社の歴史は呑川とは切り離せません。
矢口村天神森に鎮座していた天神様の御神体が、
呑川の洪水により度々流れ着きました。
7度目に流れ着いた1849年(嘉永2年)に矢口村と交渉の上、
天神社を当地鎮座の諏訪神社の傍らに社を建てて安置しました。
明治年間に諏訪神社と合祀し北野神社と改称され今日に至ります。
元々は呑川の北側にあったとのことですが、
改修工事によって南側に移りました。
それでは石段を下り、北野神社へ向かいます。
境内は整然としており、思ったより広々とした感じです。
やや濃い朱色が印象的な社殿です。
(北野神社 - 鳥居) |
(北野神社 - 社殿) |
(境内は広々しています) |
(境内社 - 稲荷神社) |
吞川は護岸工事が完璧に施されて味気ない雰囲気ですが、
北野神社の歴史を知るにつれて、
川というのは怖い存在でもあったこと考えさせられます。
あまり風情がない!とか文句を言ってはいけませんね。
さて、再び京急蒲田駅に戻り、駅の反対側を散策致します。
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