2016年8月3日水曜日

2016年夏 中国・水郷の旅 ⑲ ~ 周荘古鎮の散策・建物編 ~

周荘古鎮ですが、休日ということもあり、混雑具合は半端ではないですね。
写真で見ると、風情ある雰囲気という感じですが、
人ごみが嫌いな人には絶対お勧めできませんね。
実は今回はこの事態を想定し、周荘内で1泊し、
朝の人のいない時間に散策を楽しむという作戦をとることにしました。
そんなわけで、この時間は、朝の時間は開いていない施設の見学をメインにします。

まずは「張庁」へ向かいます。古い建物の多い周荘でも数少ない明代の建築物です。
中山王徐達の弟である徐孟清の子孫が建てたお屋敷で、
張庁と呼ばれるようになったのは、清代になって張さんの持ち物になってからです。
こちらは70もの部屋があるとのことで、なるほど、見ごたえがあります。

(張庁入口)

(リアルな人形)

(往時の雰囲気が漂います)


















































続いては、沈庁へと向かいます。
周荘の発展に貢献した、沈万三の子孫が清代に建てた屋敷です。

(沈庁入口付近 - 人が多いですね)

(清末には松茂堂と呼ばれました)

(財神 - 沈万三)


















































次は葉楚傖故居(叶楚伧故居)。
その名の通り、周荘主審の国民党政治家・葉楚傖(1887年-1946年)の旧居です。
往時の部屋の様子などが再現されており、小さいながらも見応えがあります。

葉楚傖故居 入口

(祖蔭堂)

(当時の書斎でしょうか?)


















































さらに向かいしは澄虚道院で、こちらは宋代に建てられた道教寺院。
900年以上の歴史があり、中は静寂が漂いこちらではやや異質な空間です。

(澄虚道院 入口)

(道観特有の雰囲気です)

(玉皇閣)

(玉皇閣の横に並ぶユニークな人形)



































































最後のご紹介するのが迷楼で元は徳記酒店という名の飲食店。
1920年代に、革命文学結社「南社」の発起人である柳亜子、陳去病らと、
周荘の南社のメンバーである王大覚、費公直などがここで四回宴を催し、
密会したことで知られており、そのときの様子が再現されています。
個人的にはこの手の人形による展示がリアルで大好きです。

(迷楼入口)

(迷楼2階部分)

(南社密会のシーンが再現
なかなかリアルな出来です)



















































さて、主要な名所を見終わって思い出したことがあります。
それは、蘇州北バスターミナルで購入した周荘入場券についている
ボートトリップのチケットのことです。

せっかくだから、この船に乗る為に、船乗り場に戻ることに致します。
今朝、見た電動カートに乗ると、船着き場まで連れて行ってくれます。
こちらの船で周荘古鎮の全福寺付近までの短いボートリップが楽しめます。
こちらの船ですが、ただ単に移動するだけでなく、
ガイドのお兄さんの楽しい解説付きです。
残念ながら、私の中国語力では2%くらいしかわかりませんでしたが、
結構子供に受けていましたので、結構楽しい解説だったんだろうと思います。
周荘バスターミナルでチケットを購入すると、このボートトリップ分お得ですよ!
ということがようやくわかりました。

(再びこちらの場所に)

(電動カートでの送迎は無料)

(こちらが埠頭になります)

(周荘古鎮へ向かう船の内部)

(そこそこ大きい船です)

(船から見た景色)

(古鎮の外部にこのような集合住宅が多数)

(周荘古鎮入口に到着)




(南湖秋月園と全福長橋
こちらの橋を渡って古鎮へ向かいます)



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