町歩きをしている途中に、多くの魅力的建物を見かけました。
歴史的建物の多くは説明プレートがついておりますので、
昔、どういう建物だったかよくわかります。
これまで紹介した以外の建物をまとめて紹介したいと思います。
【中山広場の建築群】
大連同様、中山広場を囲むように歴史的建造物が多く残っています。
まずは、中国各地にある「毛沢東像」。
(毛沢東像遠景) |
こちらが広場の中心にあり、これを囲むように貴重な建築物があります。
まずは、旧横浜正金銀行奉天支店の建物。
こちらの建物は1925年竣工、設計は宗像主一です。
(旧横浜正金銀行奉天支店、現在は中国工商銀行) |
(夜のライトアップもきれいです) |
(このような説明プレートがあります) |
(中国語での説明版) |
続きましては、旧奉天ヤマトホテル。
こちらは1929年竣工、設計は 横井謙介・太田宗太郎(小野木横井共同建築事務所)。
現役のホテル(遼寧賓館)として宿泊もできます。
(旧奉天ヤマトホテル外観) |
(エントランス) |
(レストラン入口) |
(当時の雰囲気を今に伝える廊下部分) |
(夜の派手すぎるイルミネーションは個人的には少々残念) |
上記以外にも見応えがある建物が揃っています。
(東洋拓殖株式会社奉天支店) |
(今では盛京銀行の建物に) |
(こちらは朝鮮銀行奉天支店) |
(今は华夏银行として使用) |
【中山路の建築群】
もちろん、中山広場以外にも、古い建築群は点在しております。
奉天駅(現瀋陽駅)からスタートします。
瀋陽駅は、1899年に東清鉄道南満州支線の謀志敦駅として開業しており、
奉天駅に改名したのは1904年です。
現在の駅舎は1910年に太田毅の設計により完成したものです。
(瀋陽駅外観、かなり大きな駅であることがわかります) |
(沈阳站近景、レトロな雰囲気です) |
ここから、中山路を中山広場に向かって徒歩すぐの場所にある、比較的大きな建物が
「旧七星百貨店」。現在は雑居ビル風になっています。
1906年に建築され、1934年に重建された、瀋陽で最も古い商業ビルです。
(旧七星百貨店) |
その先にあるのが、旧奉天郵便局で現役の郵便局として活躍中です。
(旧奉天郵便局) |
さらに進みますと、こじんまりとした建物がありますが、
こちらが、旧藤田洋行(秋林公司)があります。
(ドーム型の屋根が印象的な旧藤田洋行) |
(夜は派手なイルミネーション) |
【瀋陽地下鉄1号線・太原街駅(太原街站)付近の建築群】
宿泊したホテル(ホリデイ・イン 瀋陽 中山)の最寄駅でもある太原街駅付近にも
目を惹く建築物が多いです。
まずは、交差点の角に位置するこの建物。
昔の満州中央銀行千代田支行です。
(旧満州中央銀行千代田支行、おしゃれな建物です) |
(今では「亨吉利世界名表中心」という高級時計屋に) |
こちらの建物のすぐそばにあるのが、「志誠銀行」です。
プレートには「志城銀行」と記載されています。(奉天・志誠銀行)
(奉天・志誠銀行) |
(プレートは志城銀行とあり) |
時間があれば、もっといろいろと見れたのだと思いますが、
今回はこちらで終了。
次回の訪問時にはもっと予習をしていこう!と痛感しました。
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