このエリアは古い建物が残るエリアと聞いていましたが、
実際はそれ程でも、という感じは否めませんが、印象に残る建物はありました。
特に印象的な建物だったのが「満鉄奉天公所」と「辺業銀行」です。
満鉄奉天公所は、現在は瀋陽市少年児童図書館として建物が使用されています。
建物内部もちょっとだけ見せてもらいましたが、当時の雰囲気を今に残す貴重な建物ですね。
階段や室内は、往時の雰囲気が今に残っており、趣のある建物です。
(現在は瀋陽市少年児童図書館) |
(満鉄奉天公所であったことを示すプレート) |
(美しい建物が残っています) |
(児童向けの絵と建物がマッチしています) |
(趣のある廊下部分) |
満鉄奉天公所から至近にあるのが、「THE FRONTIER BANK」という文字が
印象的なこちらの建物。
かつて辺業銀行として実際に開業していた建物で、現在は、瀋陽金融博物館となっています。
辺業銀行は張作霖が設立した銀行です。
(西洋風建築の辺業銀行) |
(現在では瀋陽金融博物館) |
入場時間には間に合いそうもないですが、外観だけでも見れればと思い、
張氏帥府博物館へと向かいます。
「地球の歩き方」では、入場は閉館の1時間前と記載されていますが、
実際は閉館時間(17時30分)の30分前まで切符は購入可能でした。
この時の時刻は午後4時55分。
ちょうど、5名ぐらいの女性のグループが切符を買っていたので、こちらも慌てて購入します。
中国ではこの手の情報誤差は数多くありますので、とりあえず行ってみる!
というのも大事かもしれません。
(こちらが切符売場) |
この博物館の入場料は50元と少々高めですが、特筆すべき点があります。
それは、先ほど言及しました、瀋陽金融博物館の入場券とセットとなっていることです。
つまり、張氏帥府博物館を購入すれば、瀋陽金融博物館をみることができるのです。
瀋陽金融博物館については後述しますが、見どころ満載なところなので、
ガイドブックにもその旨記載してほしいですね。
さて、それでは急ぎ足で張氏帥府へと向かいます。
張氏帥府博物館は、奉天軍閥の総帥であり満州統治者である張作霖・張学良親子の
官邸及び私邸であった建物です。
1914年に建設された古い建物ですが、今でも威厳ある建物は健在で、
非常に保存状態のいいまま残されております。
(張氏帥府入口) |
本来は歴史の勉強をしながらゆっくりと回りたいところですが、
何しろ閉館30分前に駆け込みで入ったので、急ぎ足でみるのはやむをえません。
とはいっても、重厚な建物群は短時間でも見る価値はあります。
(大青楼遠景) |
(大青楼) |
(大青楼内部) |
(小青楼) |
(小青楼内部) |
また、博物館をでたすぐの場所に「趙一萩故居」もあり、こちらも共通入場券で鑑賞可能です。
趙一萩は、張学良にもっとも愛された女性と言われているそうです。
こちらの邸宅はこじんまりとしてはいますが、気品がある佇まいですね。
見学は急ぎ足でみれば3分程。
というより、閉館間際なので、人の流れ的に、あまりゆっくり見ていられませんでした。
ここで、先ほどちょっと触れた「瀋陽金融博物館」にダメ元で行ってみることに。
時間は5時20分、5時30分で閉館ですが、何とか入れてもらいました。
(というより、結構多くの人が入場してきてます)
ここ瀋陽金融博物館は辺業銀行として実際に使われていた建物がそのまま博物館になっているため、入口をくぐると、ハイカウンターなどが当時のままに残っています。
そしてユニークなのは、銀行員やお客さんの等身大の人形が多数配置されており、
なんとも言えないレトロないい雰囲気を醸し出しています。
これを見るだけでも、こちらに来る価値と思います。(カウンターは今より厳重ですね)
(書類を書く人々) |
(処理を待つ人々) |
(リアルですね!) |
(天井のステンドグラスが綺麗です) |
(今にも喋りだしそうな感じです) |
(当時の服装にも注目です) |
(カウンターは今より厳重ですね) |
順路に進んで奥の方へ行くと、金融の歴史を学ぶコーナーや古い貨幣などの
展示コーナーもありますが、こちらは時間がないので急ぎ足で。
最後に張学良将軍に別れを告げて、次の目的地へと向かいます。
(張学良将軍像) |
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