2018年3月22日木曜日

月島・佃散策 ④ 中央区佃の住吉神社へ

佃天台地蔵尊を後にして住吉神社へ向かいます。
途中、佃川支川にかかる可愛らしい「佃小橋」を通ります。
朱色が鮮やかなこちらの橋は佃きっての写真スポットでもありますね。
ちなみに下が隅田川にかかる佃大橋です。
勇壮な橋ではありますが、ちょっと味気ないかも?ですかね。

(佃小橋)


(こちらは隅田川にかかる佃大橋)




































さて、こちらが住吉神社の一の鳥居です。
隅田川のすぐ近くにあります。
以前の写真をみると緑色になっており、
ここ2年程で新しくなったようですね。

(住吉神社 - 一の鳥居)



















参道を歩いて住吉神社へ向かいます。
一番最初に目に入るのが珍しい陶製の扁額です。
白地にコバルトブルーが映えます。
1882年(明治15年)に作られたもので、
題字は有栖川宮幟仁親王の筆によるものです。

(中央区佃の住吉神社)

(美しい陶製の扁額)




































また、水盤舎も見事なものです。
欅材の切妻造で瓦葺の建物になります。
この水盤舎の四周の欄間には佃島周辺の風景が彫刻で描かれており必見です。

扁額と水盤舎は共に中央区文化財に指定されています。

(水盤舎)


(見事な浮彫です)

(佃島の風景)





















































住吉神社が現在の地へ遷座したのは1646年(正保三年)のことです。
以後、佃の鎮護に留まらず、海上守護・漁業安全の神様として崇められました。
境内にはある鰹塚や境内社にその片鱗を見ることができますね。

(鰹塚)

(龍神社)

(船魂神社)

(疫神社と疱瘡神社)







































































自分が境内を散策していると
「ここは神輿がすごいんだ。見ていきなよ!」
と声を掛けられました。
入船稲荷神社の横にある神輿庫にはなるほど、素晴らしい神輿が2つ並んでいます。
1838年と2011年の新旧二つの神輿。
どちらも一見の価値ありですね。

(入船稲荷神社)

(2つの神輿)

(住吉神社宮神輿 八角神輿)






















































帰りは佃島渡船場跡を通り、昔にちょっとだけ思いをはせたところで、
短い散策はこれにて終了です。

(佃島渡船場跡)




















今回は時間の関係でスポットを点でつなぐ散策となってしまいましたが、
次回はもっとじっくりと町並みも楽しんでみたいですね。

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