2018年3月10日土曜日

上野から浅草へ ② 講道館柔道発祥之地@永昌寺へ

下谷神社から浅草通りを横切ってすぐの場所にあるのが永昌寺です。
稲荷町駅からですと浅草方面行のエレベーター降りてすぐの場所です。

(永昌寺 本堂)



















永昌寺は1558年(永禄元年)創建の浄土宗寺院です。
歴史ある寺院ではありますが、このお寺が有名なのは、
こちらが「講道館柔道発祥の地」であるということでしょう。

境内にはそのことを示す石碑と碑文がありますので引用致します。

明治十四年 嘉納治五郎は 東京大学を卒業 学習院に奉職したが
翌十五年二月より 当寺内に居住して同寺書院を道場として
学生を養柔道を中心とする訓育を始めた 
これが 今日国際的な広がりを持つに至った 唯一の国技 講道館柔道の発祥である
時に治五郎は年二十三才道場の広さは十二畳
初年の入門者は九名 当時住職は 朝舜法 大和尚であった

(講道館柔道発祥之地 石碑と碑文)



















こじんまりとしたお寺ではありますが、
歴史的には極めて重要な場所ですね。
石碑そのものは、1968年(昭和43年)に、
嘉納治五郎没後30周年を記念して講道館が建立したとのことです。

また、浅草と言えば外国人に有名なスポットということで、
お寺の外にも碑文がありまして、こちらは英語も併記されています。

(BIRTH PLACE OF KODOKAN JUDO との英文表記があります)



















特に往時を思わせるものはありませんが、
ここから柔道が始まったことを考えるとちょっと感慨深いものがありますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿