2020年12月14日月曜日

八千代台から京成大和田へ ① 住宅団地発祥の地

京成電鉄本線・八千代台駅からスタート


今回のショートトリップですが、京成電鉄本線の八千代台駅をスタートし、
東葉高速鉄道の八千代中央駅を経由し、
京成電鉄本線・京成大和田駅へ向かう散策となります。

八千代台駅は東京中心から30Km圏内という比較的立地の良い場所で、
モーニングライナーやイブニングライナーも停車する、
このエリアでは中心となる駅です。





東口には駅から直結した「ユアエルム八千代台」もあって、
利便性の高そうな雰囲気があります。





「住宅団地発祥の地」石碑


ただし、西口の方は若干寂しげな雰囲気も漂いますね。
西口直結のアピアには空きスペースもあったりして、
駅直結のビルとしてはちょっと寂しい限りです。





そんな西口ロータリーの一画、
バス停前の歩道の中に現代アートを思わせる形の石碑があります。






これが「住宅団地発祥の地」の石碑です。
石碑の文章を以下引用致します。

” この附近には明治以来習志野騎兵旅団が駐屯し
八千代台団地もその旅団の練兵場であったが
時は移り昭和30年3月多くの方々のご協力を得て
千葉県住宅協会の手でこの地に全国初の住宅団地が誕生した
 これが契機となって住宅金融公庫の団地造成に対する融資制度も確立し
全国に続々と住宅団地の造成を見るようになった

 今から見れば 八千代代団地は必ずしも大団地とは云えないが
団地誕生の歴史を回顧すれば八千代台団地のできたことは洵に意義深いものであった

昭和40年4月

財団法人 千葉県住宅協会会長  友納武人 ”

ここで言う団地ですが、我々が思い浮かべる、
鉄筋コンクリートの味気ない建物ではなくて、
木造平屋建ての住宅のことを指すようです。

ただ、1955年に千葉県住宅協会が1,114戸もの住宅を供給したそうで、
規模的には相当大規模なプロジェクトだったことが伺えます。

流石に往時の建物はそれ程残っていないようですが、
まずは八千代台の歴史の一端にいきなり触れた気分になりますね。

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