仙台堀川公園内
細長い仙台堀川公園の木場公園に近い一画に、
静かに佇むお地蔵様がございますが、
それがこちらの千石地蔵尊です。
それは、ご由緒が記された石板からもわかります。
文章を下記引用致します。
千石地蔵尊昭和二十年三月十日未明、米軍機の大空襲により、我が郷土は焼野原と化し、堀割や路傍、学校などで、尊い瀬名が数多く奪われ殆ど肉親に逢うこともなく葬られました。劫火に追われて逃げ惑い、離れ離れになった家族の行方を捜して、焼跡に住み続けた。杉岡桂治郎氏らの有志が、夥しい死者の霊を悼み、同年五月頃、当地に地蔵尊を祀り、供養を続けて参りました。この度山崎ムメ氏外有志が、地区内の風致化に伴い、豊かな景観に添う御堂修築を発願し、会員及び地元の有志や企業のご賛同により竣工致しました。茲にみ霊のご冥福を祈り二度と無残な悲しみを繰り返さぬよう、恒久平和を希って、この碑を建立します。昭和六十二年三月十日千石長寿会 会長 山岡英太郎
戦火のさなかにあったということを、
いま改めて考えてみたいところです。
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