2020年11月29日日曜日

公津の杜駅から成田駅へ ③ 麻賀多十八社の総本社 ~麻賀多神社・里宮 (成田市台方) ~

宗吾霊堂から麻賀多神社へ


宗吾霊堂に続いては麻賀多神社へと向かいます。
宗吾街道経由だと1.5Km程度の距離がありますが、
バスの便は極めて少ないので歩いていくことにします。

途中、「銃猟禁止区域」などいう物騒な看板も見えますが、
舗装された山道といった雰囲気の道を20分ほど歩くと、
麻賀多神社に到着します。








麻賀多十八社の総本社・麻賀多神社


成田市台方にある麻賀多神社は印旛郡市に18社ある「麻賀多十八社」の総本社です。
千葉県指定天然記念物でもある麻賀多神社の森に囲まれた、
流石に風格を感じさせる神社といったところです。





手水舎も風格のあるものですが、新型コロナウイルスの関係で、
使用が中止されているのが残念なところです。





石段を登っていくと、右手には祓戸社がございます。
この辺りも流石に賀多十八社の総本社といったところです。






ここで、麻賀多神社の御由緒について確認しておきます。
境内の石板から転載致します。

"麻賀多神社由緒
その昔日本武尊東征の折 この地方の五穀の実りが悪いのを知り 
里人を集め大木の虚に鏡を掛け その根本に七つの玉を埋めて 
伊勢神宮に祈願いたしましたところ その後は豊年がつゞきました
又三世紀の頃 印旛国造伊都許利命は この御鏡を霊代として祀られる
稚日霊命の霊示をうけ 玉を堀り御霊代として 稚産霊命(伊勢外宮の親神)を祀り
麻賀真の大神と崇め 八代神津の両郷を神領として奉斎しました 
その後推古天皇十六年(608年)新に宮居をこの地に建て 麻賀多の大宮となづけました
 本地御鎮座以来一千三百六十余年 印旛郡下十八麻賀多の総社として
筒粥祭 御田植祭 豊年神楽などの古い儀式が継承され 
御祭神にゆかりのある古い地名等も現存しています 
又明治五年に郷社に 昭和十年御神本大杉は 県の天然記念樹に 
更に近年御本殿は市の文化財に 神域は史跡に撰ばれ 
産業 開運 長寿 厄除けの守護神として崇められていることはよく知られています
 こゝに伊勢神宮御遷宮記念の当社改修を機に 
本碑を奉献して神徳のいよいよ万民に 光被されんことを祈る次第です"

それでは参拝させて頂きます。
拝殿はまさに出来上がったかと見間違るほど、
木の香漂う静謐なものです。
思わず身が引き締まります。
本殿も趣のあるものでした。






ここで、樹齢1,400年を超えると言われる大杉へ向かいます。
まさにこれぞ御神木といった圧倒的な存在感がありますね。






最後に境内社も併せてお参りさせて頂きます。
天日津久神社と麻賀多大権現社が有名ですが、
その他にも多く鎮座されています。









交通の便が良いとは言えない神社ですが、
参拝客は結構多かったですね。
特に、七五三詣で一族で来ていた方々がいらっしゃいましたが、
境内は子供はちょっと歩きにくいところもあって、
お父さんに抱きかかえられていたのが印象的でした。

さて、ここからは麻賀多神社・奥宮へと向かうことに致します。

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