町人八兵衛を祀る神社
次に向かうのは八兵衛稲荷神社です。
出世稲荷神社の児童公園前という立地に比べて、
住宅街のど真ん中に位置する静かな雰囲気の神社です。
静かといっても、駅近くの立地のためか、
通行人は結構多い印象です。
神社の看板には「火防の神・商売繁盛・家内安全」と書かれていますが、
特に火防せの神として知られます。
この事は境内掲示の御由緒でわかりますので引用させて頂きます。
"今を去る約二百六十年前徳川中期の頃 当地に町人八兵衛と云う人が居りました。ある日自分の過失から火事を出してしまいました。八兵衛は近隣に迷惑をかけた事を悔い毎日毎夜町内を「火の用心」「火の用心」と廻って歩きました。それからというものこの若松町には大きな火事がほとんどなくなりました。八兵衛の死後町内有志が稲荷神社を建て八兵衛をまつったのです。この事を伝え聞いた時の町奉行は将軍家に奏上し正一位を贈り八兵衛をたたえたのです。永々貯めた財宝を火事で灰にするよりも八兵衛の今も昔も変らない心を意とされこの社に御参詣下さり尚一層の火の用心をどうぞ"
それでは早速参拝させて頂きます。
戦後に復興された社殿は趣のあるものですが、
神狐さまなど新しくも個性的ですね。
当地の人の変わらぬ崇敬の念を感じます。
ちょっと穴場的雰囲気を感じさせる神社ですね。
さて、ここからは牛込柳町駅方面へと足を運ぶことに致します。
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