2016年7月26日火曜日

2016年夏 中国・水郷の旅 ⑩ 蘇州市内観光 ~ 蘇州状元博物館 ~

 観前街を後にして、次なる目的地は平江路歴史街区へと向かいます。
その途中で偶然見つけた博物館がなかなか素敵だったのでこちらで紹介致します。
苏州状元博物馆がそれなのですが、こちらの博物館は 钮家巷 (Niu Jia Xiang)
臨頓路と平江路の間にある細い小道です。
蘇州にはこのような、小道の説明のボードがたくさんあるので、
ここがどういう場所かというのを学ぶことができていいですね。

钮家巷 入口付近の石碑

(钮家巷  - 通りの説明版)


































さて、臨頓路から钮家巷へ入ったすぐの場所にあるのが、
蘇州状元博物館で、元は潘世恩(1769年-1854年)の邸宅だった場所です。
この「状元」というのは、中国の科挙試験でトップの成績を修めた者の称号です。
歴史上最初の状元は唐代の622年(武徳5年)の孫伏伽、
最後の状元は清代の1904年(光緒30年)の劉春霖となっています。
おおよそ1300年にわたる歴史があるわけですが、現代でも大学入試の成績トップを
状元と呼ぶこともあり、この言葉は死語になっているわけではありません。

こちらの博物館、「科挙」関係いうことで、カンニング・グッズが展示されているなど、
ユニークな一面もありますが、やはり、当時の建物が非常に良く保存されており、
古い建物ファンである自分にとっては興味深かったです。

蘇州状元博物館入口

(蘇州状元博物館の紹介文)

(建物内部)

(当時の雰囲気が残ります)

(建物はいくつかあります)

(展示室になっています)

(庭園部)

(絵が展示してあるエリアです)



































































































































あまりメジャーな博物館ではありませんが、
平江路や観前街にも近く、無料で入れる博物館ですので、
お時間のあるかたにはぜひ訪問して欲しいですね。



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