(ちなみに、後の2つは有馬温泉(兵庫県)と白浜温泉(和歌山県)です)
3000年もの歴史を誇る温泉ですが、道後温泉本館を除くと、
古い建物が多く残っているという感じはしませんが、歴史ある神社など、
見どころは結構あります。
道後温泉本館を中心に、徒歩で1時間程度で周れる範囲で、
かなりの道後温泉観光スポットは周れます。
今回は朝食前の時間を利用しての道後温泉観光レポートとなります。
それでは、6時30分頃、宿泊先である道後温泉 オールドイングランド 道後山の手ホテル
を出発致します。
(道後温泉 オールドイングランド 道後山の手ホテル ) |
(ホテル前はなだらかな坂で、歩道も整備されています ) |
ホテル前の坂を下り、道後温泉本館を目指しますが、途中、道後温泉を代表するホテルである、
大和屋本店 周辺を中心に句碑が点在しており、楽しめます。
また、大和屋本店では、足湯を無料開放してますので、高級ホテルの一旦を無料で
楽しむことができます。
(このような句碑が多数あります) |
(大和屋本店の足湯 「伊予の湯桁」) |
( 「伊予の湯桁」全景、6時から22時まで利用可能です) |
さて、坂を下りきったあたりにあるのが道後温泉本館裏手にでます。
こちらでの注目ポイントは「玉の石」です。
歴史は古く、大国主命と少彦名命に由来する由緒正しい石で、
願いをかなえる石として古くから有名ですが、
最近ではパワースポットとしても注目を浴びているとのことです。
(道後温泉本館裏手) |
(玉の石 御湯かけ祈願 と記載されています) |
(玉の石) |
こちらからは、道後温泉本館の前を通って、湯神社へと向かいます。
湯神社は、冠山山頂部(と言っても、かなり低い山ですが)に位置する神社です。
道後の湯を守り続ける守護神であり、歴史は古く景行天皇の時代にまで遡ります。
湯神社の横には中嶋神社もあります。
(道後温泉本館) |
(湯神社へは坂を登って行きます) |
(湯神社横の中嶋神社) |
(湯神社(四社明神)) |
(湯神社 御神燈) |
(湯神社からは道後温泉本館が見下ろせます) |
続いて、湯神社から伊佐爾波神社へと向かいます。
この通りは寂れた温泉街っぽい雰囲気があり風情があります。
途中、円満寺を通りますので、こちらへ寄ります。
こちらで有名なのは、本堂手前にある「湯の大地蔵尊」です。
こちらはかなり大きな(3.67m)白塗りの地蔵尊で、一見の価値ありです。
(古い温泉街らしい通り) |
(円満寺外観) |
(湯の大地蔵尊入口) |
(湯の大地蔵尊) |
ここから少し行ったところにあるのが、一遍上人ゆかりの宝厳寺です。
かつてネオン坂の看板がかかっていた通りを登っていくと宝巌寺へとたどり着きます。
ネオン坂はかつての歓楽街ですが、現在では普通の通りとなっています。
かつての遊郭風の建物がいくつか残るのが、少々の名残を残している程度です。
宝巌寺は2013年8月10日の火災により、本堂と庫裏が全焼してしまったので、
門をくぐると殺風景な景色が人がっています。
その際に、国の重要文化財である木造一遍上人立像も焼失してしまいました。
再建工事が決まったということで、訪問時には、一部の土台ができていました。
(かつてのネオン坂) |
(宝厳寺) |
(一遍上人ゆかりの碑はてんざいしています) |
(お寺が再建されるであろう場所) |
こちらの宝厳寺を出てすぐ左折すると、伊佐爾波神社の裏手へ出ることができます。
社伝によるとれば、第14代天皇である仲哀天皇と神功皇后が道後温泉に来湯した際の
行宮跡に創建されたとのことですので、1800年以上の歴史があります。
2棟の建物を前後に連結させてひとつの社殿にする「八幡造」という
珍しい神社建築様式を採用している社殿も見どころです。
八幡造は、ここ以外では、宇佐神宮(大分県)、石清水八幡宮(京都府)しか
例がありません。
(伊佐爾波神社) |
(伊佐爾波神社内部) |
(伊佐爾波神社は坂の上にあります。見下ろすとなかなかの迫力) |
(伊佐爾波神社を下から見上げます) |
長い階段を下りて、次に向いしは道後公園(湯築城跡)です。
道後公園は、明治以来の長い歴史を有する県立都市公園であるとともに、
河野氏が本拠地としていた湯築城(ゆづきじょう)跡でもあります。
こちらも本来はじっくりと観光したいところですが、道後温泉方面から行くと
すぐの場所にある湯釜を見学致します。
直径が166.7cm、高さが157.6cmという巨大なもので、
かつては湯口として使われていたとのことです。
天平勝宝年間(749年~757年)にまで歴史が遡れる、
古い湯釜であり、愛媛県の有形文化財に指定されています。
これにて、散歩は終了、ホテルへと戻ります。
1時間弱の散歩にしては、なかなか濃度の濃い散策、
楽しめました。
(道後公園(湯築城跡)入口) |
(日本庭園風の園内) |
(湯釜全景) |
(湯釜本体) |
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