寺町通りは9つの寺院が並び、「お寺銀座」とも言われる静かな通りです。
寺町通の歴史は古く、米子築城の際(1470年頃)に、
伯耆の各地から移されてきたところまで遡ります。
白壁土蔵から寺町通りへ向かう途中にあるのが、「下町館 かどや」 です。
地元で人気の食材など扱う店ですが、朝早かったので閉まっていました。
こちらにも、お地蔵さんがあります。
( 郷土物産館「下町館 かどや」) |
(かどやの前にある、つなぎ地蔵) |
付近には、寺町通りの9つの寺院以外にもお寺さんが多くあります。
まずは、郷土物産館「下町館 かどや」の先にある、
「珠慶山 凉善寺 (浄土宗)」へと向かいます。
開基は、米子城主中村伯耆守忠一の母である
大宝院珠慶夫人という歴史ある寺院です。
また、こちらには「児島高徳公の顕彰碑」があることでも有名です。
児島高徳公は鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した武将ですが、
隠岐島に遷される後醍醐天皇を救出しようと、岡山県院庄の桜の樹に
「天勾践を空しうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ずと
(てんこうせんをむなしうすつことなかれ、ときにはんれいなきにしみあらずと)」
という詩を記したことで有名です。
きれいで落ち着きのある寺院という感じです。
(珠慶山 凉善寺) |
(珠慶山 凉善寺 本堂) |
(児島高徳公の顕彰碑) |
(凉善寺にもお地蔵様) |
このすぐそばにあるお寺が、「本教寺 (日蓮宗)」です。
こちらも落ち着いた感じの寺院です。
もとは浄昌寺といい、1500年代後半まで歴史を遡ることができる古いお寺です。
(本教寺正門) |
(本教寺本堂) |
(本教寺内部) |
さあ、いよいよ、「寺町通り」へと向かいます。
9つの寺院が一直線に並ぶというはなかなか壮大ではありますが、
付近の町並みと溶け込んでいて風情ある雰囲気が漂います。
九山の寺院内、曹洞宗の寺院が四山、日蓮宗が三山、
浄土宗と浄土真宗が一山づつとなっています。
順番にいいますと、福厳院 (曹洞宗)、瑞仙寺 (曹洞宗)、安国寺 (曹洞宗)、
妙善寺 (日蓮宗)、妙興寺 (日蓮宗)、実成寺 (日蓮宗)、法蔵寺 (曹洞宗)、
心光寺 (浄土宗)、萬福寺 (浄土真宗)となります。
(風情のある寺町通り) |
(寺町通りの説明版) |
各お寺に個性があり、それぞれ見応えがあります。
まずは、曹洞宗の寺院、福厳院です。
(福厳院 (曹洞宗)) |
(福厳院本堂) |
(福厳院内部) |
(水子地蔵尊) |
続いて、同じく曹洞宗の瑞仙寺です。
(瑞仙寺 (曹洞宗)) |
(瑞仙寺本堂) |
(瑞仙寺内部) |
次は、曹洞宗・安国寺です。
足利氏によって伯耆国安国寺として設立されたお寺。
(安国寺 (曹洞宗)) |
(安国寺内部) |
(安国寺内部) |
(安国寺内部) |
次が日蓮宗・妙善寺。
(妙善寺 (日蓮宗)) |
(妙善寺本堂) |
次が、日蓮宗・妙興寺です。1564年創建の寺院です。
横田内膳墓碑があることでも知られています。
(妙興寺 (日蓮宗)) |
(妙興寺本堂) |
(横田内膳墓碑のある妙興寺) |
(米子市指定有形文化財 横田内膳墓碑及び遺品) |
(横田内膳正村詮公碑) |
続いて、日蓮宗・実成寺。
(実成寺 (日蓮宗)) |
(実成寺本堂) |
次は曹洞宗・法蔵寺です。
(法蔵寺 (曹洞宗)) |
(法蔵寺内部) |
(法蔵寺内部) |
(法蔵寺内部) |
続いて浄土宗・心光寺。
(心光寺 (浄土宗)) |
(近代的な雰囲気の心光寺) |
(心光寺内部) |
最後に浄土真宗・萬福寺。
(萬福寺 (浄土真宗)) |
(萬福寺本堂) |
それ程長い通りではありませんが、見どころが詰まっているという感じです。
せっかくですので、近くにある吉祥院へと向かいます。
(吉祥院) |
(吉祥院) |
(吉祥院内部) |
(吉祥院内部) |
これにて、米子・寺町観光は終了。ここから、加茂川広場へと向かいます。
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